ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

諏訪市・宮坂醸造「真澄・純米吟醸『野可勢(のかぜ)』」。

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先日、お店でふと見かけて衝動買い。(笑)
だって、真澄でこんな名前のお酒は初めて見ましたから~!
 
冷蔵されてましたが、部屋に1日置いて常温に戻しました。
そう「冷酒」ではなく、「ひや」で飲んでみます。
冷たいと、私は味がよく分からないのです。(笑)
 (逆に、冷たいとアラが出ない場合があります。笑)
先入観を持たないように、裏ラベルとか見ないで飲んでみましょう。
どきどき。
 
イメージ 2まず注いでみます。
うーん、薄~い薄~い黄色です。
思ったよりも色が薄い? これは意外ですねえ。
香りは・・・クリーミーですね。 これは期待できます。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
頂きます。
・・・あ、美味い! お酒がスムースにのどを通ります。 荒々しさが全然無い!
純米吟醸と言っているけど、純米大吟醸を思わせる滑らかなのど越しです。
元々、純米大吟醸は味があるのですが、もっと味がある感じがします。
甘味少々、酸味がやや強め。
舌先に、ほんの少~しだけ炭酸を感じます。
飲み込むと、お米の香りがほわ~っとします。
いいなあ、これ!
もう一本買っちゃおうかな?(笑)
 
イメージ 4裏ラベルを確認します!(笑)
え、「成城石井セレクション」?
え、山廃の純米吟醸大吟醸ブレンドした~?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あわてて検索!
成城石井さんが、宮坂醸造さんと2年越しくらいで作り上げた酒だそうです。
月間で1000本、年間8000本の限定生産だとか。
  (※「成城石井」は輸入食品を多く扱うちょっと高いスーパー、と思っています。笑)
 
●「野可勢(野風・乃可勢)の笛」とは?
徳川家康の六男・松平忠輝の持ち物だった笛です。
これは、信長・秀吉・家康と伝えられた、ある意味「天下取りの笛」です。
父である家康が忠輝を嫌っていたのか不明ですが、遠ざけていたのはホントらしいです。
家康亡き後、忠輝は兄・秀忠により高山から諏訪へと流され、92才の時に諏訪で死去しました。
諏訪市の貞松院にお墓があるそうです。
「野可勢」は、家康から人づてに忠輝に届けられたそうで、忠輝は終生この笛を手元に置いたそうです。
なんと、現在この笛は貞松院に保存されているそうです!
そんなスゲー名前を頂いたお酒です。
 
スペックはこんな感じです。
  分類 純米吟醸
  原料米 県産・美山錦99%、兵庫産・山田錦1%
  精米歩合 50%
  度数 15度
  価格 720ml・1,890円
 
4合壜にしてはちょっと高い感じですが、山廃純米吟醸大吟醸を壜燗火入れまでした大本気の一本です。
また、山廃の純米吟醸という事ですが、精米歩合が50%ですよ!
そもそもが、純米大吟醸クラスと考えられます。
それに大吟醸ブレンドしたのですから、そりゃ美味いよ!!(笑)