ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

映画「一度も撃ってません」@TOHOシネマズ上野。(2020.7.4土)

そんなワケで、 珍しく何の映画を見るのか前の日から分かっています。

ランチに時間を食って、ヒーヒー言いながら上野のパルコヤさん7階を目指します!

その前に引きずり回されたので、脚が痛くて小走りとか出来ません!

早歩きが精一杯ですのよ!

エレベーター内でチケットを渡され7階に到着、場内をダッシュ

もぎりで検温され、エスカレーターを上がります。

上の階で憚って、劇場内に飛び込みます。

12時15分からの予告編はすでに始まっていました。

ギリギリセーフ!

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感想です。(ネタバレがあります!)

売れない小説家は、朝からシジミ汁を飲みます。

朝のゴミ出しをして、洗濯物を干して、書いたハードボイルド小説はさえない感じです。

なのに、PCには 小説に書いたのと同じ殺人現場の写真が入ってます?

なぜ一般人の PC の中に、そんな写真が入っているのか?

警察から横流ししたのか? なんだろうなあ?

 

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実は小説家は、「伝説の殺し屋」と呼ばれています。

自分では手を下さないけれど、協力者の殺し屋がいて、実際は彼が行います 。

その際、殺した相手とか、殺人現場とかの写真を撮ってもらいます。

そして、その時の気持ちなんかを取材?して小説を書いています。

・・・ なんだけど、その小説は編集者からの評価は著しく低いのです。

 

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そんな彼が、ふとしたことから本当にチャイニーズマフィアに狙われます。

守ってもらおうとした協力者の殺し屋は頼りにならず、 自分でハンドガンに弾を込め、それを腰にぶち込みます。

恐怖でボーゼンとし、ガタガタ震え、そんなコントラストが笑いを誘います。

よく考えると彼は小説家じゃないんですよね。

小説でメシを食ってるわけではないのです。

自分で撃たないだけで、殺す相手の調査とかは行っているわけです。

これって殺人の共同正犯ですよね。

自分は小説家だと思ってるのかもしれませんが、実際は伝説の殺し屋(の片割れ)をやっているわけです。

本人はそれに気がついていないのかもしれませんが、手は血塗れなんですよねー。

殺すことがあれば殺されることもある、という事に初めて気が付いたのかもしれません。

それがあの恐怖であり、あの震えであり、なのかも しれません。

そう考えると、この映画はハードボイルドコメディとなっていますが 、コメディと言っていいのかどうかわからなくなります。

意外にハードボイルド寄りだと思います。

映画は一応ハッピーエンドで終わってますが、チャイニーズマフィアが見逃してくれるとは思えないので・・・(合掌)

(書くことをやめられない「修羅」が、小説家の中にいるのかもしれません。)

 

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石橋蓮司さん、イイ味出してますねえ!(笑)

岸部一徳さん、悪人さ加減がスゲーですわ。(笑)

桃井かおりさんも、大楠道代さんもスゲーのです。

バーのマスターは見たことあるんだけど、名前が出てこない。

誰だったっけなー?

ああ、新崎人生さんかー!

ガタイがいいと言うか、胸の厚みが半端ないッス!

 

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面白かったですねえ!(笑)

割とオススメです。