そんなワケで、 珍しく何の映画を見るのか前の日から分かっています。
ランチに時間を食って、ヒーヒー言いながら上野のパルコヤさん7階を目指します!
その前に引きずり回されたので、脚が痛くて小走りとか出来ません!
早歩きが精一杯ですのよ!
エレベーター内でチケットを渡され7階に到着、場内をダッシュ!
もぎりで検温され、エスカレーターを上がります。
上の階で憚って、劇場内に飛び込みます。
12時15分からの予告編はすでに始まっていました。
ギリギリセーフ!
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感想です。(ネタバレがあります!)
売れない小説家は、朝からシジミ汁を飲みます。
朝のゴミ出しをして、洗濯物を干して、書いたハードボイルド小説はさえない感じです。
なのに、PCには 小説に書いたのと同じ殺人現場の写真が入ってます?
なぜ一般人の PC の中に、そんな写真が入っているのか?
警察から横流ししたのか? なんだろうなあ?
実は小説家は、「伝説の殺し屋」と呼ばれています。
自分では手を下さないけれど、協力者の殺し屋がいて、実際は彼が行います 。
その際、殺した相手とか、殺人現場とかの写真を撮ってもらいます。
そして、その時の気持ちなんかを取材?して小説を書いています。
・・・ なんだけど、その小説は編集者からの評価は著しく低いのです。
そんな彼が、ふとしたことから本当にチャイニーズマフィアに狙われます。
守ってもらおうとした協力者の殺し屋は頼りにならず、 自分でハンドガンに弾を込め、それを腰にぶち込みます。
恐怖でボーゼンとし、ガタガタ震え、そんなコントラストが笑いを誘います。
よく考えると彼は小説家じゃないんですよね。
小説でメシを食ってるわけではないのです。
自分で撃たないだけで、殺す相手の調査とかは行っているわけです。
これって殺人の共同正犯ですよね。
自分は小説家だと思ってるのかもしれませんが、実際は伝説の殺し屋(の片割れ)をやっているわけです。
本人はそれに気がついていないのかもしれませんが、手は血塗れなんですよねー。
殺すことがあれば殺されることもある、という事に初めて気が付いたのかもしれません。
それがあの恐怖であり、あの震えであり、なのかも しれません。
そう考えると、この映画はハードボイルドコメディとなっていますが 、コメディと言っていいのかどうかわからなくなります。
意外にハードボイルド寄りだと思います。
映画は一応ハッピーエンドで終わってますが、チャイニーズマフィアが見逃してくれるとは思えないので・・・(合掌)
(書くことをやめられない「修羅」が、小説家の中にいるのかもしれません。)
石橋蓮司さん、イイ味出してますねえ!(笑)
岸部一徳さん、悪人さ加減がスゲーですわ。(笑)
バーのマスターは見たことあるんだけど、名前が出てこない。
誰だったっけなー?
ああ、新崎人生さんかー!
ガタイがいいと言うか、胸の厚みが半端ないッス!
面白かったですねえ!(笑)
割とオススメです。