ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

軽井沢ヤッホーブルーイング【大人の醸造所見学ツアー】。(その2・発酵~試飲)

隣の発酵室は15~20度くらいで、涼しくて快適。
なにせ仕込み室は暑いです。
実際、同じツアーの熟年夫婦の奥さんが途中でご気分が悪くなったようで、お二人お帰りになったようです。
体調の悪い方は参加をキャンセルするなり、受付で待機するなりってされた方がよろしいです。
 
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ここで一次発酵タンクに麦汁と酵母を入れて、3~4日発酵させます。
 
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ここで酵母のサンプルを見せて頂きます。
シャーレに入ったのとドロドロにしたヤツです。
  (シャーレのは「もやしもん」な感じ!笑)
 
発酵が終わった酵母が浮くか沈むかって話があります。
浮くのが「上面発酵酵母」で、20度前後で発酵しエールのような香り高いビールが出来ます。
沈むのが「下面発酵酵母」で、5~15度の低温で発酵し、大手が造るビール(ピルスナータイプ)はこれです。

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「インドの青鬼」が発酵中?の
一次発酵タンクの中を覗くと・・・泡がプクプク!
ををスゲー!(笑)
 
←覗き窓越しに、照明を当てて観察。
 
 
 
 
 
 
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通路には米国産ホップの入ったダン箱が置いてあります。(笑)
設備はドイツ製みたいですね~!
 
 
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階段を下りて、タンク群の中に降り立ちます。
この眺めは「酒蔵」な感じですね~!(笑)
 
一本2万リットルのタンクですか~!
壮観壮観!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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前日?仕込んだ麦汁が発酵してます。
タンク内圧1.9バール(1.9気圧)まで上がっています。
これ以上はキケンなので、安全ガス抜き弁から炭酸ガスが少しずつ抜けています。
ちょっとビールっぽい香りがしますねえ。

二次発酵タンクでは10~14日ほど掛け、発酵で発生した炭酸ガスをビールに溶け込ませています。
 
 
 
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隣の貯酒室移動。
ここは寒いっ!!
大体、気温は零度くらいだとか!
貯酒タンクがずらずらっと並んでいます。
 
袋に入れたホップを貯酒タンクに入れ、そこにビールを流し込みます。
2~3週間、低温でじっっっくりと香り付けするそうです。
 
 
 
 
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貯酒タンクと並んで、濾過器があります。
パイプ内に溝が切ってあり、フィルター(珪藻土)を通って、別のパイプから出て行きます。
←写真の右の壜が濾過前
  左の壜が濾過後になります。
 
 
 
 
 
 
大手はマイクロフィルターを通して、細か~いモノまで全部濾過して、生々で出荷しています。
しかし、こちらでは濾過したヤツを熱処理して缶に充填します。
基本的に、缶入りは全部熱処理するそうですが、一部「リアルエール」として出荷している樽製品は、
お店で温度管理が出来るので生々で出荷しているそうです。
 
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そして、熱処理してない「よなよなリアルエール」の試飲!
うーむ、美味いけど量が少ないねえ。(笑)
そう言いながら何杯か頂きます。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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隣室が缶に充填する機械です。
大手メーカーだとここが一番の見所かもしれませんが、ビールにはあまり関係ないですねえ。(笑)

缶に入れて蓋を封したら、ひっくり返してコンベアを流します。
途中にあるX線装置で液面が下がってないかチェックするそうです。
漏れていたら液面が下がるので、その缶は「はじく」そうです。
また、漏れてなくても液面が低いのは内容量が少ないわけですから「はじく」そうです。(笑)
なるほどね。

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仕込み室の下を通って玄関に戻ってきました。
さあ、お待ちかねの試飲です!!(笑)
と言っても、端からグビグビ飲めるわけではありません。
試飲用のカップに各種一杯ずつ。
運転手さんには、モルトから作った麦茶が供されます。(笑)
 
最後に気に入ったビールとして、缶ビール1本か、半パイントのグラス一杯を頂けるって話です。
 
 
 
 
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上に掲示されている看板の数値の説明がありました。
  EBCは「色の濃さ」で、数値が大きいほど濃い色。
  IBUは「苦さ」で、数値が大きいほど苦い。(笑)
  ABVは「アルコール度数」で、数値が大きいほどアルコール度数が高い。
 
 
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さてさて、試飲は色の薄い順に注いで下さいました。
「軽井沢高原 ワイルドフォレスト ブロンドエール(缶)」
「軽井沢高原 2011夏季限定 ピエール・ド・ギャルド(缶)」
「よなよなリアルエール(樽)」
「軽井沢高原 2011限定 ベルジャン・ダーク(樽)」
「インドの青鬼(缶)」
「軽井沢高原 ナショナルトラスト ポーター(缶)」
 
 
 
 
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さあ、ラスト一杯は何がいいでしょう・・・
今日の1回目のツアーでは、「よなよなリアル」に、もらったホップを混ぜて飲んだ方がいらしたとか何とか! すご過ぎる・・・

え、ハーフ&ハーフもOKなの?
  「ぢゃ、『ベルジャン』と『青鬼』のハーフ&ハーフを!」(爆笑)
 
お蔵の方もやった事のない組み合わせとかです。
どんな味になるか見当も付きません。
バランスを考え、「ベルジャン」を多めにしてもらいました。
頂きます。
香りがベルジャンの華やかな感じ、あっさり飲みやすいです。
しばらくすると・・・後口がじんわりと苦い!!
これはいいかもしんない!(笑)
 
 
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もう一人の方も
  「『よなよな』と『ポーター』で。」(笑)
こちらもバランスを考え、「よなよな」を7割くらい入れたヤツです。
一口頂きましたが、ナカナカいい感じです。
試してみようかな?(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この日はこれでお開き。
缶を数本購入して帰宅しました。
面白かった! ありがとうございました。(笑)
 
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【おまけ】
玄関に飾られている受賞トロフィーやメダルです。
到着が早すぎて、待っている間に見て回りました。
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ふと気が付いたのが「モ●ドセレクション金賞」のこの賞状。
「Aoon IPA」って何?
そもそも何て読むんだろ? アォーン? アゥーンか?
 
そんなビール有ったっけ??
確認するのを忘れて帰宅しました。
 
一日経って気が付きました。
 「まさか『AOONI(青鬼)』ぢゃねーだろーなー??」
 
・・・どうやら、そうらしい・・・
 
 
 
 
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●2011年7月16日~9月24日までの毎週土曜の午後に2回ツアーを実施します。
 興味のある方、お近くの方はぜひお出かけになってください!
 
●ゴム長靴に履き替えますので靴下は必ずご準備下さい。
 なおゴム長の最大サイズが27cmだそーです。
 それより大きいサイズの方は、申し込み時にご相談になった方がよろしいかと思います。

●見学中、落下防止のためアクセ類(ピアス・イヤリング・ネックレス等)は外してください。
 ひっかかりそうなので、スカートもダメみたいです。
 もちろん運転手の方はビールの試飲が出来ません。

●詳細はこちら↓
 
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●追加情報!!(2011.8.15 17:55)
詳細はこちら↓
 
10/1(土)、丸一日かかるイベントです。
実際の醸造所設備を使い、実際の原料で、実際に販売する製品を造る!(もちろん指導者付きです!)
お蔵としては命懸けなイベントです!
限定6名、参加費1万円(応募者多数の場合は抽選) 締め切りは8/25(木)23:59!
(うう~ん行きたいなあ・・・けどMOTO GPも見に行きたいし・・・)
 
●リンク追加!!(2011.8.23 06:20)
●ツアーでご一緒した kunie.naganosaku さんのブログ 『浅間山麓徒然日記5』。(動画もあります。)
  「佐久市小田井・ヤッホーブルーイング佐久醸造所へ見学へ行くチャリの旅 その1」