ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

軽井沢ヤッホーブルーイング【大人の醸造所見学ツアー】。(その1・仕込み)

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そんなワケで、軽井沢・・・ではなく佐久市小田井におります。(笑)
友人に呼ばれて、しなの鉄道の御代田(みよた)駅に来てみれば、
よなよなエール」「軽井沢高原ビール」の『ヤッホーブルーイング』さんの
醸造所見学会だったのです。
 
と言う事で、これから本日2回目のツアーが開始です!
レポートはまた後で!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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レポート続きです。
友人に呼ばれ、ワケも判らずに長野駅より「しなの鉄道」軽井沢行きに乗ったのが13:19。
 
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14:34に、御代田(みよた)駅到着。
なんと「よなよなエール」「軽井沢高原ビール」の『ヤッホーブルーイング』さんの醸造所見学に行くと事のです。
早く言えよ!(笑)
バスが無いので、タクシーで移動します。(1200円)
 
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正門を入り、向って左が玄関とオフィス、右が仕込み室のようでガラス越しに釜が見えます。
 
 
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受付でツアー料金、一人900円を支払い、ゴム長靴に履き替え帽子を被ります。

 
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簡単な見学の注意があって、ツアー開始です。
  「すんません、写真とか撮っても大丈夫ですか?」
  「バンバン撮ってください!」
あ、動画を撮っていらっしゃる方も!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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階段を上がり、2Fの「仕込み室」へ向います。
まあ暑い! 35度くらいあります。
  「本日1回めのツアーでは40度くらいでしたね。」
 
 
 
 
 
 
 
 
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こちらでは仕込みについて説明を受けます。
まずは原料です。
写真の左3つが麦芽モルト)です。
写真奥から
  「チョコレート・モルト
  「キャラメル・モルト
  「ペール・モルト
・・・です。
 
 
 
 
では、モルトの試食?です。(笑)
モルトは全部歯応えがイイですね。(笑)
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「ペール・モルト」は噛んでいる内に口中のアミラーゼ酵素によってでんぷんが糖に変わり、甘味を感じます。
これはでんぷんを残したモルトで、薄い色が特徴で「よなよなエール」の主力モルトだそうです。
 
 
 
 
 
 
 
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「キャラメル・モルト」は噛んだ瞬間香ばしいです。
噛むともうフツーに甘いです。
糖化させて、糖分が結晶化しているからだそうです。
これゆえ別名「クリスタル・モルト」とも言うそうです。
 
 
 
 
 
 
 
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「チョコレート・モルト」は高温で焙煎しているそうです。
だからコーヒーのような苦味と香りがします。
例えば黒いビールには麦芽の2割ほど、これを入れるだけで真っ黒くなるそーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
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写真右奥はホップです。
奥が乾燥ホップ、中がペレットにしたホップです。
 
写真右手前が仕込み水です。
これは浅間山の伏流水で、硬水だそうです。
エールには最適だそーです。
 
 
 
 
 
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乾燥ホップは、ホップの雌花を乾燥させて使うそうです。
半分に割ると、中から黄色い粉(ルプリン)が出てきます。
これが香りと苦味の成分だそーで、熱を加えると香りや苦味が引き立つそうです。
手で揉み揉み・・・おお、イイ香り~!
・・・ついでにパクリ。(笑)
そんなに苦くない・・・あ、しばらくしたら苦味が来ます!
ああ、苦い!! それになんか舌がピリピリする~!(笑)
 
 
この原材料ですが、モルトは英国から、ホップは主に米国から輸入しているそうです。
原料の自家栽培についてお尋ねしました。
  大麦は降水量の少ない欧米の気候が合うので良いものが出来る。
  国産大麦はそもそも作付けが少ない。
  「製麦」という「麦芽を作る技術」が欧米の方が優れている
・・・との事でした。
品質とコストの点で、国産は使いづらいのでしょうね。

 
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ここから仕込みについての説明です。
釜が3つ並んでいて、部屋の入口側から「糖化槽」「濾過槽」「ワールプール」と言うそうです。
 
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まず「糖化槽」に、粗く砕いた麦芽とお湯を入れ、
でんぷん質を糖分に変えます。
ザラザラの「おかゆ」ですね。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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続いて「濾過槽」で麦芽粕を取り除いて「麦汁」(ばくじゅう)を作ります。
その麦汁の試飲です。(笑)
糖度は20~23度くらいあるそうで結構甘いです。
  (ホップの苦味が口に残ってて・・・)
  (激甘かどうかまでは判らなかったです・・・)
 
 
 
 
 
 
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麦汁を最初の釜に戻します。
  (この時、最初の釜は「煮沸槽」として使います。)
煮立たせた麦汁にホップを投入し、香りと苦味を付けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
このホップ入り麦汁は、甘くて苦いとの事です。では頂きます。
・・・ってこれはどこかで飲んだ味・・・
御岳の「「BITTER NATURE Rich」だ!(笑)
 
●詳細はこちら↓
 
 
ホップは、煮れば煮るほど苦味が出るけど、香りが飛んでしまうとか。
苦味と香りを両立させるために、最初にホップを入れて1.5時間煮立てて苦味を付けます。
最後の段階で、また香り付けにホップを入れるそうです。
 
最後の釜「ワールプール」で麦汁を澄ませて冷却し、次の発酵室のタンクへ入れます。
冷却の際、98度くらい麦汁を熱交換器で20度くらいまで冷やすそうです。
これに使った水は温度が上がってお湯になるので、糖化に使うとか。
続いて発酵室へ!