銀座に向かってふらふら歩きます。
ウチの親方さま、相変わらず行先不明ですのよ!(笑)
銀座4丁目交叉点と、すずらん通りの入口で・・・
立ち止まった誰かさんは、スマフォを何やらポチポチやってます?
いきなり、
「ヒューマントラストシネマ有楽町に行きます!」
相変わらずの「藪から棒」です!(←棒に蹴つまずいたら、どーすんのさ!笑)
「有楽町駅前のパチンコ店上?」
「そう! 11時40分か、12時からか、映画を観ます!」
ヒイヒイ歩いて、ビルに到着。
エスカレータで4階に上がります。
チケットカウンターは、そこそこ行列です。
私は、廊下の椅子に腰掛けて待ちますのよ。
親方に呼ばれて、入場券を渡されます。
11時40分の回で、只今11時38分です。
あわてて憚りに行ってから劇場に入ると、すでに予告編が始まっています。
この日観たのは「母の聖戦」(原題・LA CIVIL:市民)です。
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感想です。(ネタバレがあります!)
ざっくり言うと・・・
娘を誘拐された母親が、取り戻すために危険の中、一人で調査を始める・・・って映画です。
舞台はメヒコの田舎町です。
母娘の朝の風景から、映画は始まります。
彼氏とデートに行くと言う娘、普通の現代っ子です。
娘が出かけた後、ため息をつきながら彼女の部屋を片付ける母親です。
母が車で買い物?に出た時、若い男たちが彼女に言います。
「娘を預かっている。 レストランに来い。」
彼らはそこで身代金15万ペソ(2023年1月23日のレートで、100万円くらい。)と父親の車を要求します。
若い男たちが現金と車を持っていきます。
娘は帰ってきません・・・
男たちが不足分を要求します。
娘は帰ってきません・・・
警察はあてになりません。
母親は自分だけで組織の調査を始めます
一人ではどうにもならない母親は、思い切った手段に出ます。
ドンパチ、ドンパチ・・・
あばら骨が見つかります。
エンディング・・・
朝日の中、母親が家の前に腰掛けて、たばこを吸っています。
そこに誰かが近付いて・・・?
ここで映画は終了です。
映画のセリフはスペイン語らしいです。
エンドロールは英語?
原題はフランス語?(監督はベルギー在住らしいです。)
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メヒコの誘拐ビジネス・・・
金持ちでなくとも誘拐されて、金を要求されます。
警察に通報すると、なぜかそれがバレて誘拐された人はしんでしまいます。
けどお金を渡しても、帰ってきません。
(顔を見られても見られてなくとも、アレしちゃった方が面倒が無い・・・かな。)
大地は、想像できないくらいカラカラです。
多分、1メートル掘っても、湿った土が出てこないくらい・・・
メヒコは、一般人でもハンドガンを持っています。
組織(映画では「マフィア」と言ってました。)はハンドガンはもちろん、自動小銃とか持っています。
娘の生存を願って探す母。
早々と娘の生存をあきらめる父親。
事件が多過ぎて、対応できない警察。
撃ちまくる・・・のパトロール。
誘拐犯の若い男・・・
この映画は、実話を基にしていますが、あえて実話とは変えているそうです。
ヤベー国の、ヤベー町で撮っていれば、ヤベー事になるような映画なのです。
本気でヤベー話です。
親方曰く、あばら骨や最後のシーンは、希望を持たせるため、あえて入れたのかな・・・とか?
(これは考えられる話です。)
またあばら骨は、アダムのあばら骨でイブを創ったという話につながる・・・とか?
(イブ、つまり女性のあばら骨が、聖書の記述と絡んでいる・・・のかは、ちょっとアンマッチ?)
面白かったけど、やや不完全燃焼。
結構もやもやします・・・
あまり積極的にお勧めはしませんが、よかったらどうぞ。
私なんか、「母の聖戦」なんて邦題ですから・・・
娘の危機に、元特殊部隊員の母親が独自に調査開始!
最後はタンクトップのまま、M60機関銃をを撃ちまくる・・・とか、余計な事を考えました・・・(「ランボー」か!)
母親のモデルとなった女性は、同じく子供を誘拐されたらしいです。
もちろん子供は帰ってこなかったそうです。
しかし、どこをどう間違えたか麻薬組織に入り、犯罪者側になってしまたとか。
(ある日、「自宅前で見つかった」そうです・・・)
うーん・・・
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パンフの写真、追加します。