ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

映画『母の聖戦』@有楽町ヒューマントラストシネマ。(2023.1.21土)

銀座に向かってふらふら歩きます。

ウチの親方さま、相変わらず行先不明ですのよ!(笑)

銀座4丁目交叉点と、すずらん通りの入口で・・・

立ち止まった誰かさんは、スマフォを何やらポチポチやってます?

いきなり、

  「ヒューマントラストシネマ有楽町に行きます!」

相変わらずの「藪から棒」です!(←棒に蹴つまずいたら、どーすんのさ!笑)

  「有楽町駅前のパチンコ店上?」

  「そう! 11時40分か、12時からか、映画を観ます!」

 

ヒイヒイ歩いて、ビルに到着。

エスカレータで4階に上がります。

 

チケットカウンターは、そこそこ行列です。

 

私は、廊下の椅子に腰掛けて待ちますのよ。

親方に呼ばれて、入場券を渡されます。

11時40分の回で、只今11時38分です。

あわてて憚りに行ってから劇場に入ると、すでに予告編が始まっています。

この日観たのは「母の聖戦」(原題・LA CIVIL:市民)です。

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感想です。(ネタバレがあります!)

ざっくり言うと・・・

娘を誘拐された母親が、取り戻すために危険の中、一人で調査を始める・・・って映画です。

 

舞台はメヒコの田舎町です。

母娘の朝の風景から、映画は始まります。

彼氏とデートに行くと言う娘、普通の現代っ子です。

娘が出かけた後、ため息をつきながら彼女の部屋を片付ける母親です。

母が車で買い物?に出た時、若い男たちが彼女に言います。

  「娘を預かっている。 レストランに来い。」

彼らはそこで身代金15万ペソ(2023年1月23日のレートで、100万円くらい。)と父親の車を要求します。

若い男たちが現金と車を持っていきます。

娘は帰ってきません・・・

男たちが不足分を要求します。

娘は帰ってきません・・・

警察はあてになりません。

母親は自分だけで組織の調査を始めます

一人ではどうにもならない母親は、思い切った手段に出ます。

ドンパチ、ドンパチ・・・

あばら骨が見つかります。

エンディング・・・

朝日の中、母親が家の前に腰掛けて、たばこを吸っています。

そこに誰かが近付いて・・・?

ここで映画は終了です。


映画のセリフはスペイン語らしいです。

エンドロールは英語?

原題はフランス語?(監督はベルギー在住らしいです。)

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メヒコの誘拐ビジネス・・・

金持ちでなくとも誘拐されて、金を要求されます。

警察に通報すると、なぜかそれがバレて誘拐された人はしんでしまいます。

けどお金を渡しても、帰ってきません。

(顔を見られても見られてなくとも、アレしちゃった方が面倒が無い・・・かな。)

 

大地は、想像できないくらいカラカラです。

多分、1メートル掘っても、湿った土が出てこないくらい・・・

メヒコは、一般人でもハンドガンを持っています。

組織(映画では「マフィア」と言ってました。)はハンドガンはもちろん、自動小銃とか持っています。

娘の生存を願って探す母。

早々と娘の生存をあきらめる父親。

事件が多過ぎて、対応できない警察。

撃ちまくる・・・のパトロール

誘拐犯の若い男・・・

この映画は、実話を基にしていますが、あえて実話とは変えているそうです。

ヤベー国の、ヤベー町で撮っていれば、ヤベー事になるような映画なのです。

本気でヤベー話です。

親方曰く、あばら骨や最後のシーンは、希望を持たせるため、あえて入れたのかな・・・とか?

 (これは考えられる話です。)

またあばら骨は、アダムのあばら骨でイブを創ったという話につながる・・・とか?

(イブ、つまり女性のあばら骨が、聖書の記述と絡んでいる・・・のかは、ちょっとアンマッチ?)

 

面白かったけど、やや不完全燃焼。

結構もやもやします・・・

あまり積極的にお勧めはしませんが、よかったらどうぞ。

 

私なんか、「母の聖戦」なんて邦題ですから・・・

娘の危機に、元特殊部隊員の母親が独自に調査開始!

最後はタンクトップのまま、M60機関銃をを撃ちまくる・・・とか、余計な事を考えました・・・(「ランボー」か!)


母親のモデルとなった女性は、同じく子供を誘拐されたらしいです。

もちろん子供は帰ってこなかったそうです。

しかし、どこをどう間違えたか麻薬組織に入り、犯罪者側になってしまたとか。

(ある日、「自宅前で見つかった」そうです・・・)

うーん・・・

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パンフの写真、追加します。