ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

信州のブドウ・2009(その1)。

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10月に書いたのですが、バタバタしててupが遅くなっちゃいました。
直売所とかでGETしたブドウについてのレポートです。

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●1.コンコード
安曇野インター近くに「安曇野スイス村」という施設があります。
(いわゆる「ドライブイン」です。古い言い方だけどヒジョーに適切?笑)
そこに「あづみアップル・スイス村ワイナリー」があります。

ワイナリーの売店で、ワイン用として栽培されたこのブドウが販売されてました。
珍しかったので買おうとしましたが、200円で山盛りなのです。
お願いして100円で半分にしてもらいました。(笑)

コンコードは米国系のブドウだそうです。
マサチューセッツ州の野生ブドウから選抜された種類で、冷涼な気候を好むそうです。
日本には明治時代に導入され、塩尻の桔梗ヶ原で多く作られています。
というか、信州以外で作られているんでしょうか?

巨峰とかに比べると、やや小粒ですが香りが強いです。
甘味はまあまあで、さっぱりした感じで酸味は少なめですね。
種有りで柔らかめ。
皮との実離れ(というのでしょうか)は良いです。


●2.ナガノパープル
「巨峰」と「ロザリオビアンコ」を交配させ、須坂にある長野県果樹試験場で開発されました。
2004年に品種登録されたばかりの新品種で、現在は信州でのみ栽培されています。

大粒の黒系ブドウで、巨峰を思わせます。
 (巨峰よりちょっと大きいかも~。)
食べてみると皮との実離れはよくないです。(←皮がむきづらい)
つまり皮ごと食べちゃう「皮食い」品種と思われます。
種無しなので、丸ごと食べるには特に適していると思います。
甘味は強く、酸味は少ないです。


●3.シャインマスカット
安芸津21号」(種無しマスカット)と「白南」を交配させ、つくばの果樹研究所で開発されました。
緑系(黄系?)のブドウですが、ヒジョーにつやつやした外観が印象的です。
  「安芸津21号」(「スチューベン」×「マスカット」)
  「白南」(「カッタクルガン」×「甲斐路」)

種無し・皮食いの系統です。
硬い実はサクサクして、食感がナカナカ面白いです。
香りはマスカットっぽいのかな?
甘味は強く、酸味は少ないです。
注意して味わうと、ちょっと青くさくて微かに渋みがある・・・かな?


●4.ゴルビー
「レッドクイーン」と「伊豆錦3号」を交配させ、山梨で開発されました。
開発当時、ソ連ゴルバチョフ書記長が活躍されてました。
大粒の赤い実が氏を連想したとかで命名したとかなんとか。(笑)

赤系の大粒ぶどうです。
種無し・皮食いの系統と思いますが、ちょっと皮が厚いかも。
やや硬めのサクサク系で、甘味は強く酸味は少ないです。
皮との実離れは、そんなに悪くないです。
少し皮を剥いてから、指で口中へ押し出すと、中身がポロリと出ます。


●5.黄玉(おうぎょく)
上信越道の松代PA(上)で発見・購入しました。
まあ「黄玉」って、トパーズの事なんですが。(笑)
「ピオーネ」と「紅富士」とを交配させた「ジャスミン」の実生8号だそうです。

黄色い大粒ブドウです。(ネットで見たら緑系でした。)
これは種有りでしたから、皮は食べないようです。
実はやや柔らかめでサクサクしていません。
皮との実離れはまあまあ良いです。
甘味は大変強く酸味は少ないです。
と言うか、今回買ってきたブドウは全部甘いです。
その中でまだ甘いって、半端ではない糖度の高さを伺わせます!

また口に入れると、マスカットの様な良い香りがします。
その香りゆえ、完熟マスカットかと思ったのですが、種類が違うみたいですねえ。
(ネットで見たら「ジャスミンっぽい香り」とありましたが、そんなではなかったよ?)