「うだいろまん」と読みます。
これは宇都宮大学の農場で収穫された大麦使用の焼酎だそうです。
で、その宇大ブランドの焼酎が「宇大浪漫」らしいです。
この麦焼酎は09年3月より発売されました。
酵母の違いで「青壜」と「白(フロスト)壜」の2種類があります。
どちらの酵母も、東京農大短期大学部醸造学科で分離されたモノだそうです。
また、焼酎の製造は地元の白相(しらそ)酒造さんが担当されたそうです。
今回買ったのは「天然吟香酵母」を使用した青壜の方です。
(ちなみに白壜は「日々草」の花酵母を使用し、より香りの高い焼酎だそうです。)
まず目に付くのが、美しいこの壜の色です。
この青が「夕方、若い女性がガス灯横に佇む」ラベルの背景となり、日没直後の夜空を表現しています。
これは素晴らしい~!!
(ゴメンなさい、白壜の方はそんな感じではないです。笑)
裏ラベルにはこうあります。
宇都宮大学附属農場で生産された二条大麦を全量使用(麹は米麹)したこの麦焼酎は、
東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室が分離開発に成功した天然吟香酵母(NY2-1)を
使用し、同研究室の助言の基に発酵管理を行い、これ迄に無い柔らかで、甘く、香り豊かな
麦焼酎に仕上げました。
これは、両大学のコラボレーションの結果誕生した栃木の本格麦焼酎です。
ロックや水割り等、お好みに応じてお楽しみ下さい。
尚、気温の変化により焼酎の華(白い凝固物・オリ)が見られる場合がありますが、
品質上の問題はございません。
この焼酎ラベルは、宇都宮大学教育学部美術専攻、中村佳代さんの作品です。
株式会社 白相酒造
その裏ラベルの上、通称「Eマーク」は「栃木県特別表示認証制度」の認定品だそーです。
「栃木県内の農産物を主原料に、県内でこだわりをもって加工された優れた地域特産品」に対し、
県が審査・認定する制度らしいです。
このシールが付いているって事は、それなりに大したモノらしいです。
(これは各県で実施されていて、バックにいるのは農水省らしいです。)
では飲んでみます。
25度なので、もちろんストレートです。
麦の柔らかい香りがします。
非常にあっさりとして、クセが無いですね。
フツーに美味しい、フツーの麦焼酎です。
ホントかどうか知らないですが、学生たちの意見でこんなお酒になったらしいです。
学生の意見?
いやいやいや、そーぢゃねーでしょう。(笑)
昨日今日、ようやく酒を飲み始めたような若い衆の意見なんざ、参考にならないと思います。
(↑はい、もちろん暴言ですね。笑)
ただ、販売している場所が場所なので、そういう意見が大事なのかもしれません。
(そもそもクセの無いのが飲みたいなら、ウォッカやホワイトリカーでしょう。)
(↑はい、こちらも暴言ですね。笑)
(まあ、ホワイトリカーはオシャレじゃないけどね。笑)
個人的にはもっとズドンとしたのが好みですが、麦だとそうは成りにくいかもしれません。
この焼酎、栃木でも一般の酒屋さんには売っていません。
私の知る限りだと、宇大構内の生協でのみ(?)売っているらしいです。
学生と教師、学校関係者がほとんどですから、あまりマニアックな酒は売れないのかもしれません。
あ、大学構内という事は、平日じゃないと買いに行けないのですかねえ。(笑)
他にも「宇大ブランド」の日本酒があるらしいので、また知り合いに頼んで買ってもらおうかしらん。
●宇大浪漫(青壜)
・分類 麦焼酎(米麹)
・原料 農学部附属農場産・二条大麦「ミカモゴールデン」100%使用
・酵母 天然吟香酵母(NY2-1)
・度数 25度
・価格 720ml/1,300円
●宇都宮大学のプレスリリース
http://www.utsunomiya-u.ac.jp/news/2008/n_090313.html