そんなワケで、中島みゆきさんのフィルムコンサートを拝見に行って来ました。
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感想です。
ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!
この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。
「夜会」(やかい)とは、みゆきさんがコンサート(歌唱)以外の表現方法として立ち上げたイベントだそうです。
何と言うか、みゆきさんが原案・脚本・演出・作詞・作曲・主演を務める音楽劇・・・でいいのかな?
映画の最初に、プロデューサーの瀬尾一三さんが出てきて、その成立について簡単に説明をしてくださいます。
最初はみゆきさんご本人も含めて、何をやればよいのか暗中模索だったとか。
だから映画でも最初の方は、馴染みのある歌がメドレーで歌われました。
4回めくらいから方向性が徐々に定まり、その時々の「夜会」用に書き下ろしたオリジナルの歌に変わっていきます。
そもそも私は「夜会」って観たことがないですから、今回初めて聴く歌がほとんど!
CDやコンサートだけでは、みゆきさんの一面しか見て無かったのがよーくわかります。
(昔やってた「皆さま、あ、こんばんわ。 中島みゆきでございます・・・」で始まるラジオも、みゆきさんの一面ですわね。)
その「夜会」の初期から中期までを、ちょっとずつ味見したのが今回の映画・・・ですかねえ。
細切れなので、映画の編集意図も何も分かりませんです。
観たことのない「夜会」を垣間見た感じは貴重な体験ですが、正直食い足りないです。
たった96分ですから、足りない足りない足りない!
入場料が高いのだから、せめて120分は越えてほしかった!
(特別上映なので、前売で3千円なのです!)
万人向けではないですが、お好きな方はぜひ。
もちろん観客は40~50代以上のオッサンオバチャンだけでしたよん!(笑)
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個人的な意見と言うか、感想ですが・・・
「夜会」の一場面。
みゆきさんと、もう一人の女性が(スキー場の)ゴンドラ?に乗ってます。
女性とは言葉が通じません。
何とかコミュニケーションを取ろうと、みゆきさんが指を折って数を数えます。
女性も同じく数を数えます。
「ヌン、ソン、サーム、シー・・・」
何でタイ語?
タイの女性と2人でゴンドラって、この状況は何?(笑)
みゆきさんが歌う「黄砂に吹かれて」はよかった!
以前聴いたのですが、ご自身で歌う「慟哭」もスゲーよかった!
この歌を持ち歌にされている方は存じ上げています。
その方、歌はもちろん上手いのですが、私にはピンと来ないのです、申し訳ない!
(その方の歌も、テレビラジオで何度も聴いています。)
(歌詞を見なくても歌えるくらいには・・・)
いいわるいではなく、私にとってその方はマッチしないというだけです。
「二雙の舟」(にそうのふね)という歌は、今回の映画で初めて聴きました。
「夜会」のテーマソングみたいな歌だそうです。
いい歌じゃー!(落涙)
1回聴いただけですが、サビの部分は頭の中で何度も再生されています。
この映画を観た後で、たまたまあるテレビを観ました。
BSフジの火曜日21時~の「霜降り明星のゴールデン80’」と言う番組です。
(「霜降り明星」のせいやさんは、お若いのになぜか昔の歌とか大好きだとか。)
12月19日(火)のゲストが、渡辺真知子さん。
真知子さんは、ヤマハ主催の「ポピュラーソング・コンテスト」(ポプコン)のご出身。
第9回大会で特別賞受賞され、後にデビューされました。
(ちなみにその大会でみゆきさんは入賞。)
(次の第10回大会に「時代」でグランプリ受賞。)
みゆきさんからオファーがあり、2018年の「夜会」にご出演なされたとか。
その時「二雙の舟」と出会ったのでしょうか?
真知子さん、昨年デビュー45周年だそうで、その記念シングルに選んだのが「二雙の舟」だとか!
8分くらいある長い長い歌だそうで、それってフツーの曲の2曲分?
惚れ込んだその歌の収録に向け、真知子さんは体を鍛えて臨んだそうです。
(番組でもちらっと聴きましたが、イイ風情の歌でした!)
ええ話やー!
そう言えば「夜会」の中のみゆきさんは、ほぼハンドマイクでした。
ヘッドセットをつけ、そのマイクで歌うこともあります。
多くはハンドマイクを使ってます。
何ででしょうねえ!
昼前に映画館を出ますのよ。