毎度ながら、何の映画を観るのか一切の情報がございませんのよ!(笑)
ところで、
「こんな建物だったっけ?」
親方は、以前からこの建物だと言ってますが、私は古い時代しか知らないですのよ。
記事を書くので、確認しましたら・・・
老朽化により、2006年で従来の映画館とかは閉館。
再開発により、2008年からこの建物になったそうです。
私、2004年に会社が移転しましたので、そこから新宿より足が遠のいていました。
その後、何度か近くを通りましたが、この建物は気が付かなかったですねえ。
靖国通り側の入口を入ると、
ジュリー(沢田研二さん)の映画の看板が!
イイ感じのジジイになったわねえ!(笑)
(フォトスポットになってるのかしら?)
エスカレーターを上がって、映画館入口に到着。
親方が事前発券済みのチケットを下さいます。
この日観るのは「あちらにいる鬼」と判明。 えーと、何だっけ?
促されて、入場行列に並びます。
どうやら昨日が公開初日で、この日は舞台挨拶があるそーです。
またまたエスカレーターを上がって、劇場入口に到着。
座席表を観て、自席の位置を確認します。
劇場中段に出て、そこから階段上がります。
やべー、座席の数字は背もたれの上部に見えるけど・・・
アルファベットがどこに表示されてるかワカラナイ!(泣)
アタマに叩き込んでおいた座席表の位置から、
「多分、ココ!」
座って見回すと、アルファベットは通路側座席の側面下側に表示されてました!
もちろん座席は合ってましたのよ。(爆笑)
さすが、大人向けの映画です。
パッと見で、30代以下の皆様をお見かけしません。
普段の映画館ではほぼお見かけしない、70〜80代の皆様も多くいらっしゃってます。
11時30分より、舞台挨拶です。
司会女性の紹介で、寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子、廣木隆一監督の4氏が順に登壇。
アクリルパネルを間に挟んで、向かって左から・・・
広末涼子さん、豊川悦司さん、寺島しのぶさん、廣木隆一監督が並びます。
寺島さんは、真っ白なドレスでした。
(私は「えっ、白装束の羽織袴?」って思っちゃいました。 ゴメンナサイ。)
豊川さんはダーク系のスーツ、広末さんは黒のミニドレス。(脚キレイ! 特に筋肉のラインが素晴らしい!)
廣木監督は帽子でした。(←こー言う場合、大体丸坊主かスキンヘッドです。)
最後にフォトセッションがあります。
観客にも10秒間の撮影が許されました。 連写じゃー!(爆笑)
撮影が終わって、舞台前のカメラマンたちが外に出ます。
それと同時に最上段の後ろから撮っていたテレビカメラも外に出ます。
・・・あんなにテレビが来ていたとは知りませんでした!
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感想です。(ネタバレがあります!)
2時間越え(139分)の映画ですが、そんな長く感じませんでした。
それくらい引き込まれました。
(映画の途中で、憚りに行く観客はほぼ見ませんでした。 さすがベテラン!)
主人公は作家の長内みはる、もう一人の主人公が作家の白木篤郎です。
出会った時に、波長が合ったんでしょうねえ。
すぐに男女の仲になります。
さすが、R15+指定です。
女性のオッパイとか下着とか、フツーに出て来ます。
もちろんやりまくっています!(←お下劣でごめんなさいね!)
これ以上の描写は、R18+指定になってしまいます!
この日の観客は、超アダルトな皆様がご来場です。
そんなモノ、屁でもないベテランの皆様ばかりです。
寺島さん、イイ演技でしたねえ。
妻子ある男性、それももうすぐ子供が生まれるというタイミングでも、構わずに自分の情熱を優先させる・・・
剃髪がクローズアップされてしまいますが・・・
女性にとって髪を切るどころか、髪を剃るのですから、相当の覚悟がいったのではないでしょうか。
豊川さん、怪演ですねえ!
あちこちでつまみ食いする、ク■ヤローを見事に演じてました!
そー言えば、豊川さん、ほぼメガネを掛けっ放しだったと思います。
Hしてても、風呂に入っていても、メシ食っていても、常に黒縁メガネを掛けてました。
(唯一掛けてなかったのは、日本髪のカツラでストリップを踊っている時くらいかな?)
このメガネは何でしょうねえ?
本人のアイデンティティなのか、自分を守るガードなのか・・・?
ワカランですよ。
広末さん、おキレイでしたねえ。
でもコワかった!
特に病室シーンでは、下からあおって撮ってるので、マンガで言う「ゴゴゴゴゴ・・・」って効果音が入りそうでした!
いや、上手いなあ!
顔面をアップで撮っているから、眉間の縦じわとか強調されてましたねー!
原作は、白木篤郎のモデル、作家・井上光晴の長女、井上荒野さん。
(娘に「荒野(あれの)」って命名する父親ってどうなの? 傍から見てるとオモロイけどね。)
つまり映画に出ていた長女が、自分の父親と母親、そして父親と関係した瀬戸内晴美さん(瀬戸内寂聴さん)の小説を書いたワケです。
もちろんドキュメンタリーではなく、フィクションなワケです。
どこまで事実か存じませんけど、個人的にはよくグレなかったなー、とは思います。
子供たちに対して、母親が父親をわるく言わなかったのかな・・・?
(フツーだと、父親の悪口を子供の前で言い連ねるでしょうから、子供は反父親派になりそうです。)
「鬼」って誰の事でしょうねえ。
正妻と愛人、どちらも鬼かもしれませんが、タイプの違う鬼ですね。
見るからに、正妻は嫉妬で身を焦がしまくりです。
「般若」ではなくて、その手前の「生成(なまなり)」かなあ。
愛人は、ずっと自分の情熱を優先させてました。
身を引いたようで、最期の最期に愛欲を丸出しにした感じ?
あの場面は・・・私には修羅場にしか見えませんですねえ。
鬼かどうかワカランけど、私の印象は「餓鬼」が一番近いかな?
旦那は鬼かどうか? ・・・典型的な「餓鬼」な気がしますねえ。
(現時点の私の感想です。 後で変化すると思います。)
多分、旦那は奥さんが大好き。
だけど、愛人も大好き。
どちらかを選べと言われたら、奥さんを選ぶかも?
けど、多分つまみ食いも止められないのです。
多分奥さんも旦那が大好き。
しかし、スゲーよなー。
旦那の口から、呼吸をするように、なめらかにウソが出て来ます。
アタマの回転は相当イイと思います。
本人は全然わるいと思ってないから、その場しのぎで次から次へとウソがつけるのだと思います。
結構面白かったです。 割とオススメです。
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映画の中で、娘さんが、
「父〜!」
・・・とか言ってました。
「SPY×FAMILY」のアーニャさんか!(笑)