ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

川越『ガラスアート blue moon』。(2016.6.25土)

川越駅に到着、「蔵造りの町並み」まで徒歩で移動します。
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イメージ 9イメージ 8途中、『小江戸 蔵里(くらり)』という施設でトイレ休憩します。
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こちらは、元々川越の地酒、鏡山酒造さんのお蔵があった所でした。
2000年にお蔵が廃業されて、その跡地利用という事らしいです。
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こんなモノもございましたわ。(笑)
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イメージ 12イメージ 11「蔵造りの町並み」は、この仲町交叉点から始まるようです。
左写真の手前の建物は「豆屋」さんだそーです。
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イメージ 1「蔵造りの町並み」の裏手に本日の目的地があります。
『醸ん楽座(かもん・らくざ)』という施設は、松本醤油店さんのお蔵の敷地に立っています。
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イメージ 2その施設に入っているガラス工房が『blue moon』さんですね。
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イメージ 3お店に入って、店長さんにご挨拶します。 友人が事前に予約していたので話は早いです。
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本来なら、友人がガラス製作体験をする予定だったらしいのです。
先日ミズダコを切りまくったら、利き手にマメが出来て、泣く泣く断念・・・(手袋しなさい!)
なぜか私にお鉢が回って来たのでした。(爆笑)
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友人が申込書を書き、なぜか私が料金を支払いますのです?(笑)
今回、作るのは私ですが、デザインは友人が考えます。(笑)
店長さんに希望を伝え、ディスカッションしながらデザイン画のよーなモノをまとめますよ!
お店の中の実物を見ながら・・・
  「こんな感じにしたいです!」
  「こんな色で!」
店長さんは、出来る事と出来ない事を切り分けながら、まとめていきます。
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お店の裏に移動すると、そこが工房になっています。 2つの炉がオレンジ色の光を放っています。
ここは工房の入口ですが、醤油蔵と清酒蔵の入口でもあります。
空気が醤油の香りで満ち満ちています。 スゲー!(笑)
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職人さんがデザイン画を元に、実際に形にするために考えて下さいます。
  高さ150mmのコップ、外側に縦線入り、底に青い色入り・・・って感じです。
私はまず前掛けを装着、右手首を覆うようにアームカバーをします。
滑り止めのポツポツ付きの軍手をして準備完了!
写真を撮るのかと思ったら、友人は撮らないと申します。 ええー!
しょうがないので、ケータイを預けて中に入ります。
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職人さんの言うとおりに動きます。
一つの作業前に、必ず作業の目的とやり方の指示があります。 立つ位置もご指示がございます。(笑)
 (ここから先は私の記憶でお送りします。 順番が違ったり余計な事を書いたりしたらゴメンナサイ!)
ガラスを取った吹き棒を一緒に持って、テーブル上の色ガラスチップの上を転がします。
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イメージ 4一旦炉に入れ、くるくる回しつつ色ガラスを融かしてなじませます。
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イメージ 5二度ほど吹いて、少しふくらませます。
破裂してはイカンので、深呼吸したら8~10秒で吐き切る感じで、ゆっくり吹き込みます。
様子を見ながら、職人さんが吹き棒を外します。
吹き棒は回っていますから、注意してね!
 (肺活量検査じゃないですから、力一杯吹いて破裂しても誰も褒めてくれません!)
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濡らした新聞紙を手に取り、ガラスを転がしながら押し当てて、側面を均します。
 (この後、も一度吹いたかもしれません・・・)
ガラスをもうちょっと追加してから、ギザギザの星形の穴が開いた金型に差し込みます。
吹いてからまっすぐ抜くと、側面に縦線が入ります。
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このままでは短いので、ガラスを下にして吹き棒を左右に振ります。 これでガラスが延びて長くなります。
これを2回ほど実施します。
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底を平らにします。
転がしながら、包丁みたいな道具を、底に押し当ててます。
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転がしながら、デカいコンパスで挟んで、吹き棒に付いている辺りのガラスを細くします。
もう一人の職人さんが、別の吹き棒にガラスを取り、コップの底にくっつけます!
水を浸けた平ヤスリで、細くした辺りをゴリゴリして傷を付けます。
道具で最初の吹き棒を叩くとパンと割れて、コップの口が出来ると同時に、新しい吹き棒に移動します。
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口の周りにはゴミが付いているそうで、ゴミを端に集めながらハサミで切り落とします。
まあこれは職人さんがやって下さいます。(笑)
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このままでは口が小さいので広げます!
回しているコップの口にデカいコンパスを差し込み、コンパスを垂直に上に持ち上げるようします。
これでコップの口が広がります。
とりあえずこれで出来上がり・・・だったかな。
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あとは徐冷炉でゆっくり冷まし、底とかを整えるそーです。 受取には一週間くらい掛かる感じですね。
皆様にお礼を申し上げて、お店に戻ります。
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写真を撮らないと言っていた友人が、私のケータイで撮って、撮りづらいと文句言ってます。
  「撮らないって言ったじゃないですか!」
  「撮るって言ったら、意識するでしょ!」
いやいや、作業に集中してるからそんな事は考えてるヒマはありません!
それはあなたの考え過ぎ!
下手すると大ヤケドする位、私はよーく解っています!
つーか、ケータイで撮るくらいなら、コンパクトカメラの方がよほど撮りやすいしキレイなはずです!
まあ、撮ってくれてありがとう。(笑)
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●感想●
いやー面白かったです! 私に機会を譲ってくれた友人に感謝です!
何よりド素人をして、あれだけちゃんと指示が出来、モノを作らせる職人さんたちはスゲー!
なんたって吹きガラスですよ!
店長さんにその素晴らしさをお伝えしました。(笑)
お話によると、自分で全部作れるようになって、初めて人に教える事が出来るそうです。
人に教えると、それが自分の勉強になって理解が深まるそうです。
 (何たって、絶対ケガをさせられないですからね! 大変だと思います!)
ありがとうございました。
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●写真追加●
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出来たコップです。
改めて、工房の皆様に感謝します。 ありがとうございました。
まだ現物は見てないのですが、友人が写真を送ってくれました。(7月3日・日曜)
とりあえずその写真をUPしましたのよ。(笑)
ご笑覧下されば、幸いです。(笑)
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友人曰く・・・
  「丁度いいカルピスグラスです。」
・・・との事でした。(笑)