ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

松本・大信州酒造「大信州 槽場詰め 純米吟醸 生」(2010)。

「槽場」(ふなば)とは、日本酒のお蔵でお酒を搾る場所です。
「もろみ」を袋に詰め、圧力をかけるとお酒が出てきます。
その時に袋を並べるのが、槽(ふね)と呼ばれる舟形の圧搾機です。
つまり「槽場詰め」(ふなばづめ)は、搾り立てをそのまま壜詰めしたという、そんなお酒ですね。
 
大信州さんでは、11月下旬に大信州を取り扱う酒屋さんがお蔵に集まります。
その年最初の新酒を搾り、それを酒屋さん自ら壜詰めするってコンセプトのお酒が「槽場詰め」だそうです。
 (何十人も集まった酒屋さんが、時間的にホントに壜詰め出来るか判りませんが・・・)
 (米農家の方が講師を務める、研修会みたいなのもあるそーです。)
つまり、その年のお酒の味見でもあるイベントですね。オソロシイ・・・
 
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そんな「槽場詰め」は表ラベルが貼ってありません。 これは各々の酒屋さんが準備されるとかです。
こちらのお店は、表ラベル無しで裏ラベルのみで勝負されているようです。
 
栓を抜く時、何やら圧力が掛かっている感触・・・ちょっとイヤな予感・・・
抜いた瞬間に噴射したら・・・と身構えつつ、栓を抜きます。
  「シュッ!」
ああ良かった・・・炭酸ガスが抜けただけだった!(笑)
 
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注いでみると、お酒は薄めの琥珀色。
香りは何だろ、果実の香り(ブドウ?いや何だろ?)+純米っぽいクリーミーな香り。
では頂きます。
口に含むと、微かな炭酸を感じます。
一口めは甘いと感じたのですが、飲み進む内にそんなに甘い感じはなくなります。
また、飲み込むと甘さはスーッと消えていくのは、純米系ならではの爽やかさですね。
飲み込んだ後、お米の香りがします。
 
  「美味いなあ、コレ~!!」
 
・・・なんて飲んでいて、はっと気が付くと、わずか10分で2合飲んじゃいました!
キ、キケンな酒だ!!(笑)
 
   分類 純米吟醸・無濾過生
   原料米 松本平産・契約栽培ひとごこち
   精米歩合 60%
   度数 16度
   日本酒度 +3~+5
   酸度 1.5~1.8
   価格 1,800ml・3,500円くらい/720ml・1,890円
 
大信州さんは、軽快なお酒を得意とされるようです。
これもそんな感じで、ついつい杯を重ねてしまうお酒ですね。
声を大にして申し上げます。
 
 
 
  オススメです!