「槽場」(ふなば)とは、日本酒のお蔵でお酒を搾る場所です。
「もろみ」を袋に詰め、圧力をかけるとお酒が出てきます。
その時に袋を並べるのが、槽(ふね)と呼ばれる舟形の圧搾機です。
つまり「槽場詰め」(ふなばづめ)は、搾り立てをそのまま壜詰めしたという、そんなお酒ですね。
その年最初の新酒を搾り、それを酒屋さん自ら壜詰めするってコンセプトのお酒が「槽場詰め」だそうです。
(何十人も集まった酒屋さんが、時間的にホントに壜詰め出来るか判りませんが・・・)
(米農家の方が講師を務める、研修会みたいなのもあるそーです。)
つまり、その年のお酒の味見でもあるイベントですね。オソロシイ・・・
つまり、その年のお酒の味見でもあるイベントですね。オソロシイ・・・
そんな「槽場詰め」は表ラベルが貼ってありません。 これは各々の酒屋さんが準備されるとかです。
こちらのお店は、表ラベル無しで裏ラベルのみで勝負されているようです。
栓を抜く時、何やら圧力が掛かっている感触・・・ちょっとイヤな予感・・・
抜いた瞬間に噴射したら・・・と身構えつつ、栓を抜きます。
「シュッ!」
ああ良かった・・・炭酸ガスが抜けただけだった!(笑)
注いでみると、お酒は薄めの琥珀色。
香りは何だろ、果実の香り(ブドウ?いや何だろ?)+純米っぽいクリーミーな香り。
では頂きます。
口に含むと、微かな炭酸を感じます。
一口めは甘いと感じたのですが、飲み進む内にそんなに甘い感じはなくなります。
また、飲み込むと甘さはスーッと消えていくのは、純米系ならではの爽やかさですね。
飲み込んだ後、お米の香りがします。
「美味いなあ、コレ~!!」
・・・なんて飲んでいて、はっと気が付くと、わずか10分で2合飲んじゃいました!
キ、キケンな酒だ!!(笑)
分類 純米吟醸・無濾過生
原料米 松本平産・契約栽培ひとごこち
精米歩合 60%
度数 16度
日本酒度 +3~+5
酸度 1.5~1.8
価格 1,800ml・3,500円くらい/720ml・1,890円
大信州さんは、軽快なお酒を得意とされるようです。
これもそんな感じで、ついつい杯を重ねてしまうお酒ですね。
声を大にして申し上げます。
オススメです!