08年10月6日、移転中に破損というか倒壊しちゃった「餃子像」です。
補修してから、10月30日より宇都宮駅西口で公開されています。
検索したニュース記事によると、接着剤でくっつけ、大谷石を混ぜたパテで傷を埋めたそうです。
また表面全体を軽く削ったみたいです。
だからよく見ると、右腕の下に傷が走っているのが見えます。
(後ろから見るとよ~く判ります。)
取りあえず修復されたみたいですが、駅西口デッキの下の目立たない所に立ってます。
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●Youtube「餃子像クラッシュの瞬間(from とちテレ)」
http://www.youtube.com/watch?v=t8JnA-eN6fs
動画で見る限り、問題点が2つあるように思います。
1.業者さんが???
クレーンの吊り具を荷物に掛けたり外したりする作業を「玉掛け(たまかけ)」と言います。
吊り荷の重さ・重心・バランス等々、色々考えてワイヤ等の吊り具をかけます。
だれでも出来るワケではなく、技能講習が必要な資格です。
(一応、私も持っています。)
あの時、「餃子像」は台座ごと持ち上げようとしたワケです。
重心は下の台座にありますが、像の高さがあるのでバランスが悪いです。
何より、当日は雨ですから「ワイヤが滑る」のは想定しておくべき事でした。
それを簡単に考えて、ワイヤを掛けたのが敗因でしょうね。
プロなら「当然」の危険予知(リスクアセスメント)が出来ていません。
ちょっと持ち上げたら「ズル、ゴトン」!
像の足首は細いし、大谷石はもろい材質です。
その衝撃で足首が折れ、餃子像は転倒して真っ二つ・・・
あの台座にワイヤは掛けにくいですし、滑りやすいのは判ります。
だからこそ、簡単に考えて欲しくなかったです。
像の重さが1.6トンですから、倒れた時に挟まってケガしなくてよかったですね。
2.依頼元が???
移転の経費を安く上げようとしたんじゃねーの?
個人的には、どう考えたって、フォークリフトの方が安心ですね。
クレーンなら台座にフック、又はアイボルトを取り付けるか、ワイヤを掛ける溝を設けたいです。
え、「ノア」の三沢光晴選手が亡くなったって?!