アルストロメリアでしたっけ?
地下鉄銀座線にて、三越前駅に移動します。
エスカレーターで、COREDO日本橋2・3階のTOHOシネマズ日本橋さんに上ります。
上映スケジュールです。
チケットを頂き、一旦憚りへ。
入場ゲートが開くのを待ちます。
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開場しました。
本日上映するスクリーンへ到着!
この日は、映画「碁盤斬り」を観るのです。
上映に先立ち、TOHOシネマズ六本木ヒルズからの舞台挨拶(全国中継)があるそーです。
(ちなみに、前日が公開初日で、TOHOシネマズ六本木ヒルズ・同 日本橋・同 新宿で舞台挨拶があったそーです。)
この日登壇したのは5人。
舞台上手から・・・
市村正親さん・国村隼さん・草彅剛さん・小泉今日子さん・白石和彌監督の順でした。
最初に草彅さんが、笑顔で大きく手を振りながら!
「皆さーん! こんにちはー!」
会場は大爆笑!
明るい&軽い感じで挨拶が始まりました!
もう皆様ゲラゲラ笑いが止まらない!(笑)
国村さん、小泉さん、白石監督は、まあフツーでしたが・・・
市村さんが、草彅さんに輪をかけた笑顔で大きく手を振りながら・・・
「皆さーん! こんにちはー! 舞台俳優の市村正親ですー!」
・・・ってのを、ずーっとデカい声でやるのてす!
会場はもう大爆笑!
国村さんが、「碁がたき」って言葉を言ったのに対し、
草彅さんが、意味が分からず聞き返して、ちょっとトンチンカンな会話になったり、
(映画の中で、「碁がたき」って言葉は出て来ますから、実は草彅さんが緊張していたか、天然っぽさが出たか・・・)
市村さんが、「寡黙(かもく)」という言葉に対し、
「月水金です!」
・・・とオヤジギャグを飛ばします!
壇上の皆様も、会場の皆様も意味が分からず、一瞬ポカーン!(笑)
(すぐ分かってゲラゲラ笑っていた私は、立派なオッサンです!笑)
最後に、実会場と中継先とで、PHOTO SESSION が実施されて、皆様パチパチ。
無事に舞台挨拶が終了しました!(笑)
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感想です。
ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!
この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。
「碁盤斬り」ってタイトルなので、てっきり碁盤を斬る映画と思ってました。
殿様の命令で、草彅さんが碁盤を斬らないといけなくなった的な映画だと思ってました。
違いました。(笑)
草彅さん演じる柳田は貧乏浪人ですが、ちゃんとしています。
ヒゲが生えていない、月代(さかやき)も剃ってあるし、髷もきちっと結ってあります。
食い物は貧しいが、身だしなみにはちゃんと金を掛けているように見えます。
そんな貧乏浪人の柳田と、両替商+質屋の萬屋(国村さん)は、碁敵(ごがたき→好敵手)です。
もともと萬屋は業突張り(ごうつくばり)を絵に描いたような男でした。
清廉潔白な柳谷にほれ込んで以来、人が変わったような善人になっていきます。
柳田に、元々いた藩から真犯人が見つかったと知らせが来ました。
実は柳田は、高価な掛け軸を盗んだとされ、藩をクビになっていたのです。
そして、真犯人が妻の仇であることも判明しました!
そんな折、萬屋から50両の金が無くなりました。
番頭は、その日そこにいた浪人の柳田が怪しいと言い出します。
柳田の娘が身を売って50両の金を作り、柳田は萬屋の手代に金を返します。
自分はやっていないと言いながら。
柳田は真犯人を追います!
さあ、真犯人は見つかるのか?
それと別に、50両の返済期限、タイムリミットは大みそか夜まで!
さあ、娘の身受けに間に合うのか?
全体を通しての主人公は草彅さんですが・・・
前半の主人公は国村隼さんでしょう。
囲碁を軸に、萬屋から見た柳田への憧れが描かれている気がします。
後半の主人公は、やっぱり草彅さんかなあ。
こちらは、アクション+タイムサスペンス・・・のハラハラドキドキですかねえ!(笑)
ちゃんとヒゲも月代も伸びてました!
個人的によかったのは、国村隼さん。
ちょっと強面であくどい事も平気でやる男が、どんどん変わって行きます!
柳谷に、惚れていく萬屋がよかったー!
草彅さんは、前作「ミッドナイトスワン」に引き続いての主演です。
ご本人は明るく親しみやすい人なんだけど、あの顔の皮膚1枚下に、どれだけの狂気が秘められているか・・・
個人的に恐い人なイメージがございます。
ちょっと狂気っぽい演技もございました!(笑)
で、「碁盤斬り」です。
そもそも碁盤を斬るのですから大変ですよ!
ご近所の縁台とかで打ってるのだと、厚さ1寸(3cm)くらいでしょうか?
これなら何とか斬れると思います。
しかし、脚付きの碁盤だと、厚いのは6寸(18cm)くらい?(材質はカヤノキがよいらしいです。)
ちなみにこの厚さ、フツーは斧で割るレベルです。
どーやって日本刀で切るんだろう?
日本刀の断面は、刀身の腹部分がぷっくり膨らんだ「ハマグリ刃」と言われる形状になっています。
これは斧とかと同じ断面形状だそーです。
斧で立木を切るのではなく、薪割りするのと同じ方法なら可能ではないかと邪推します。
ならば、年輪に沿って刃筋を立てて切りかかり、刃が碁盤に食い込めば「割れる」可能性がございます。
(斧での薪割りは、刃がクサビのように入る事で割れるみたいです。)
(素人の見解ですが、年輪に対して刀の入る角度、その勢い、ちゃんと引いて切っているか・・・とかが大事と思います。)
(もちろん、碁盤に当たった時に刀が折れる可能性もあると言うか・・・フツーは折れるか、欠けるか、食い込むかです。)
斬れるんだろうか?
気になったところは・・・
●妻の仇討ち
・仇討ち(敵討ち)は、親族の目上の人間がやられた時に可能となります。
・つまり、祖父母、両親や兄姉、伯父母・叔父母らしいです。
・よって夫が妻の、親が子の、兄が弟の・・・仇討ちをするのは認められていないとか。
・また仇討ちは、幕府に届け出る必要ありです。
(ゆえに、柳田と真犯人との場合は正当防衛である必要があったと邪推します。)
●「藪入り」について
・誰かが言ってました。
奉公人は盆と正月に休みをもらって実家に帰る「藪入り」だから、大みそかの夜にはいないのでは?
・「藪入り」は、正月とお盆の各々16日だそーですから、大みそかに奉公人がいてもOKみたい?
まあ面白かったです。 オススメです。
デートで観ても問題ないと思います。(笑)
エロは無し、バイオレンスも少なめです。
まあ「G」ですしね。(笑)