ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

映画「月」@MOVIXさいたま。(2023.10.14土)

この日も親方のお供で映画を観ます。

なので、さいたま新都心駅に移動。

 

MOVIXさいたまさんに到着しました。

 

11時30分から開場です。

それにしても、こんな映画をやってるとは、ついぞ知らずにいました。

予告編を見た記憶がございません。

この日観るのは映画「月」です。

 

当日朝、親方からパンフをちらと見せられました。

宮沢りえさんとオダギリジョーさんが出演しているだけを確認。

それ以外の情報は一切無しで観ました。

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感想です。

ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!

この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。

 

この日ほど、予備知識なしで映画を見られてよかったと思ったことはありません。

この映画は一言でいうと・・・

「お前はどうなんだ、と問われている映画」・・・かな?

 

最初に思ったのは、映画の画面がずっと暗いのです。

正確には暗い感じなのです。

朝のシーンとかでも、やっぱり画面全体が暗いイメージなのです。

 

原作は、辺見庸さんの小説「月」です。

私は原作を読んでないので、映画と小説で差があるのか未確認です。

(もちろん、差や違いはあるはずです。)

 

これは、難しい話だなー。

社会から隔離されているゆえに、見なくて済んでいる現実があるのは分かっています。

目を背けている現実もわかっています。

隔離されているという意味では、彼ら以外にもたくさんいます。

(ヤバくて例を挙げられませんが・・・)

 

だから「お前はどうなんだ」 との問いを強く感じます。

(もちろん、簡単に結論なんか出やしませんが・・・)

 

ご出演の皆様、よくこの映画のオファーを受けたわねー。

主演の宮沢りえさん、おきれいな方なのに、今回はそっちに意識が行きませんでした。

オダギリジョーさん、かっこいい感じがなかったように思います。

お二方とも「そう言う役作り」が出来ていたのかもしれません。

 

磯村勇斗さん熱演でした。

何と言うか「形容しがたい気持ちわるさ」が素晴らしい。

「じゃあどうするか?」って問を、わるい方向性で表現した・・・と思います。

よかった!

 

二階堂ふみさん熱演でした。

こちらも結構気持ちわるい役柄ですねー。

ウソが許せないってのは、ある意味「美徳」?です。

嘘つきって言いながら、バンバン糾弾します。

けど最後にウソをつきます。つかざるを得ないです。

(それにしても二階堂さん、今後観るはずの映画「飛んで埼玉」にも出演してますが、演技の振り幅がスゲー!)

 

宮沢りえさんが、ウチらの意識としての代表?(いわゆる「正しい」考え方?)

磯村勇斗さんが、ウチらの無意識の代表?(心の中の言えない意識とか?)

・・・かなあ。

磯村さん的な部分が、私にも・・・いや、絶対あるよなー。

 

・・・重い映画です。

デートには向かないよねー!

上映時間は約2時間半ほど。

PG12です。

気になる方はご覧ください。

(多分、テレビのロードショーでは放映できない映画と思います。)

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駅に向かいます。

 

どうやらこの日は、大宮で花火があるようです。

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eiga.com

 

先日観た映画「月」の感想は、下手くそだけど私も書きました。

書いたけどずっと何か言い足りない、喉に小骨が刺さっている感・・・があったのです。

(刺さってちゃダメなんですけどね!笑)

たまたま読んだ「えすけん」さんのレビューが、私の心持ちと割と合致!

そうそう、コレが言いたかった!(笑)

「えすけん」さん、ありがとう!

 

なお、読売映画賞で作品賞を受賞。

助演男優賞に磯村さん、助演女優賞に二階堂さんがそれぞれ受賞されました

おめでとうございます。