ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

黄桃「黄金桃(おうごんとう)」。

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この夏の帰省時、長野市近辺では見つからなかった桃です。
近所のスーパーで、山形産が2個498円で売っていました。
結構高価ですね~!!

この黄金桃、原産地は長野市です。
全国的にも有名な「川中島白桃」「川中島白鳳」を開発した、長野市川中島の池田正元(まさよし)さんが実生で発見、選抜育成した品種です。
新品種なんて、そんなに簡単に生み出せるモノではないはずです。
一生懸命やれば、品種改良や突然変異で、何かと出会える事はあるでしょう。
けど、違うモノでないと品種として認められないですし、「高品質」でないと売れませんからね。

にも関わらず、3つもの新品種を生み出したって・・・奇跡以外の何物でもないです!
もっとスゴイのは、種苗法特許も取らず(つまり金儲けしないで)に周囲に配った事です。
桃の産地として川中島が、そして信州が有名なのは、池田さんのお陰なのです!

それなのに山形産って・・・何だよ!(←山形産が悪いわけではないです。)
・・・ゴメンナサイ・・・けど売ってないんだもん信州産のヤツが・・・


買ってから室内に3日ほど放置しておきました。
香りがしてきたので試食することにしました。

店で見た時から何か違うと思っていたのは、表皮が赤くない事です。
ほぼ全部がカナリア色なのです。
黄金桃を検索した時の写真は表皮が赤いので、この桃に私は違和感を感じたのです。
考えられるのは、太陽が当たっていない事です。
もしかして、これは袋掛けしているのかもしれません。
赤いと「黄金」って感じではないですからね~。(笑)

試食してみます。
果肉は黄色いですね~。
柔らかくて果汁たっぷり、皮もまあ剥きやすいです。
種と果肉との実離れもよいです。
甘味はありますがちょっと薄いかな。酸味は少なめです。
う~ん、これは白桃っぽい黄桃ですねえ。
人気が出るのも判ります。
個人的には、無袋の赤~くなったヤツを食ってみたいですねえ。(笑)