お昼過ぎから、日比谷で映画を見るんだそうです。
新橋から、山手線ガード沿いに帝国ホテルの先まで、徒歩で向かいます。
チケットはもうネットで購入済みなので、受付はすぐに終了。
開場まで30分以上時間があるので、昼メシを食べる事になりました。
「ちょっと見て来てもイイですか?」
「何をですか?」
「もつ焼きの『登運とん(とんとん)』さんがどうなっているか見たいです。」
「飲んだら30分で終わらないし、上映中に寝ちゃうでしょう!」
ちっ。(笑)
ガード下に行ってみると、やっぱり『登運とん』さんはお休み中でした。
お向かいの、もつ焼き『富士』さんもお休みみたいです。
そこへやってきた友人が、『登運とん』さんのお隣の店を指さします。
「こちらに入りたいです。」
天ぷらの『天米』さんです。
「てんこめさん? てんよねさん?」
そう言いながら、外観写真を撮らせて頂きます。
引戸に素通しのガラスが何枚か はまっていて、そこから店内を伺います。
店内にお客がいないっぽい?
「行きましょう。」
引戸を開けて、
「すいません、2人でーす。」
おにいさんが、
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ。」
入口すぐのテーブル席か、天ぷら鍋を囲むカウンターか。
「よろしかったら、こちらにテーブルもございますので。」
奥の方に、まだいくつもテーブルがあるようです。
「どこにしますか?」
声を掛けると、思った通り誰かさんは壁側の狭いカウンター席に進みます。
拝見した感じ、ご主人が天ぷらを揚げて、女将と息子さん?が接客なのかなあ?
奥からご年配のご夫婦が出てらっしゃって、お勘定です。
誰かさんがランチメニューを熟読してますから、注文は任せます。
「天丼と、天ぷら刺身定食をお願いします。」
・・・注文されないので、お酒は無しみたいです。(笑)
「底ぬけってお酒があります。」
「築地場外『小田原屋』さんの、業務用プライベートブランドの日本酒ですね。」
メニューを拝見します。
ランチはなかなかお安いです。
夜は、天ぷら定食を頂くか、天ぷらでビール飲みかなあ。
お盆を持ったおにいさんがいらっしゃいました。
「天丼のかたは?」
友人が私を指さしますので、片手を上げます。
「どうやら私みたいです。」
小鉢の漬物と冷奴です。
すぐに天丼が到着しました。
蓋が被せてある丼は久しぶりです。
続いて、天ぷら刺身定食が到着しました。
お刺身は、赤身と・・・白身はタイかなあ?
頂きます。 天丼の蓋、オープン!
江戸前の、濃い色の丼つゆに潜らせた天ぷらが載っています。
キスとエビ、シシトウにかき揚げですねえ。
まずシシトウ、エビをぱくり、続いてキスです。
「かき揚げ、食べますか? 小エビです。」
半分くらいを小皿に載せてTOSSします。
お隣から、エビ天と芽キャベツ天が半分ずつと、
白身刺身1切れを頂戴しました。
豆腐ですが、冷奴は木綿ぽいですが、味噌汁のは絹ごしっぽい? 合ってる?
ごちそう様でした!(2050円)(←カウンターにあった絵です。)
念のため、確認します。
「お店は、"てんよね"さんでイイんですよね?」
「そうです。」
「てんこめ」とか言わなくてよかった!(笑)
ごちそう様でした!
幸いお店が空いていた事もあり、ちょうど20分で昼メシ完了です。
お店を出て、映画館横で待っていると、誰かさんがぼそり。
「実はこのお店、一度入ってみたかったんです。」
それはそれは、おめでとうございました。(笑)