東上野~浅草辺りを回るる時、「めぐりん」と言う地域バスが便利です。
100円で、乗り放題なのがありがたいです。
(マイクロバスなので、乗車定員は少な目です。)
「合羽橋の道具街に行きたいです。 めぐりんバスで行けませんか?」
出発直前に言われて、あわてて調べます。
バス会社のPDFマップを確認・・・
初めて見る地図なので、場所の特定がイマイチ・・・
結局バス停を見つけられず、
「あと10分も歩けば着いてしまいます!」
誰かさんの主張を入れて、歩いて行くことにしました。
もちろん、10分では到着せず。(爆笑)
「確か2キロ弱だから、10分はオカシイ、20分以上掛かるはず。」
思った通りでしたので、私は脚を引きずって、ヘロヘロ歩くのです・・・
「川柳発祥の地」なる碑を発見!
その先で、デカいシェフの顔が見えて来ます!
合羽橋道具街の入口です!
ニイミさんのシンボルですねえ!
歩道を進みます。
各お店の前には、水平飛行するカッパさんです。
誰かさんは刃物を買いたいとかで、自分で調べてきたお店に突入します。
私はお店前の歩道の柵に、腰をちょっと載せて待ちます。
(イスにするには高すぎるし、座面が狭いので、そもそも座れないのです。)
ぼちぼちイイようなので、店内にお邪魔します。
「これにしました!」
ダマスカス模様のペティナイフです。
見た感じ、ダマスカス鋼に鋼(刃金)を挟んだ、割り込みタイプのナイフですねー。
テーブル上に、見せてもらっていたペティナイフがいくつか並んでいます。
「これは、水牛の角ですか?」
半透明な感じの柄のペティナイフです。
本割込とか刻まれています。
お店のおにいさんに、お尋ねします。
「この本割込ってあるナイフの鋼材って何ですか?」
「?」
「ハイカーボンのステンなのか、パウダーハイスみたいなのかって事です。」
「パウダーハイスですね。」
鋼材の話になります。
最近流行りの、V金10号とか、ZDP189とか・・・
粉末冶金による、カチンカチンの鋼材のお話を伺います。
「硬い鋼材を砥ぐ時って、ダイヤモンド砥石とか使うんですか?」
「普通の砥石で大丈夫ですが、時間が掛かります。」
「私は、440とかが好きなんです。」(←SUS440C:刃物用ステンレス鋼)
「自分で砥ぐ方は、440を好む方が多いですね。」
おにいさんも、こんなマニアな質問するヤツが珍しいのか、熱量多めでお話くださいます。
ありがとうございました。(実は5分くらいお話しをしましたのよ。笑)
ちなみに・・・
硬さの尺度、HRC(ロックウェル硬さ・Cスケール)で64以上あると、ガラス切りに使えるとかってウワサです。
マニア話が終わった時、誰かさんに白い目で見られたのは言うまでも無し!(笑)
2軒目に移動。
同じ系列のお店だそうで、白い食器や雑貨のお店です。
私は、こちらでもお店前の歩道の柵に、腰をちょっと載せて待ちます。
・・・いつの間にか、奥様まちの旦那さんたちが、私の両サイドの柵に留まっています?
何だかなあ。(笑)
誰かさんの購入品が決まったようなので、行ってみると・・・
「ペティナイフかーい!」(爆笑)
白い柄のペティナイフをご購入。
「多分、ホワイトマイカルタですね。」
「なんですかそれ?」
「柄の素材です。」
さて、もうオシマイかと思ったら、最初のお店に戻ります。(爆笑)
2軒目で買ったナイフを見せに行ったみたいです。
何だかなあ。
ようやく浅草通りを上野駅方面に向かって移動開始。
もう私は、1日の限界歩数1万歩に近いので、ヘロヘロです・・・
地下鉄銀座線、稲荷町駅を発見!
新橋に向かいますよー!