ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

野沢温泉・AJBタップルーム『里武士(りぶし)』。(2014.8.13木)

そんなワケで行って参りました、野沢温泉『里武士』さん!
このお店との出会いは、新橋『信州おさけ村』さんでした。
いつものように入り浸って飲んでいると、お店に雑誌が届きました。
『信州おさけ村』さんも取材を受けた・・・
  別冊Discover Japan THE CRAFT BEER BOOK クラフトビールの本
・・・ってヤツです。
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イメージ 38(この写真は『里武士』さんで撮らせて頂きました。)
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それをめくっていた店長が、
  「野沢温泉地ビールを造ってる!」
  「はい~?」
それが切っ掛けでした。(笑)
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この日の昼過ぎ、ウチを出て長野駅に向かいます。
・・・バス代も上がったよなあ・・・
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イメージ 1イメージ 2長野駅北陸新幹線延伸に向け、改築?工事の真っ最中です。
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イメージ 3イメージ 4発車待ちの列車に乗り、空いてた席に座ります。
14時過ぎ、飯山線ディーゼル車が盛大なエンジン音を響かせて発車します。
「汽車」に乗るのも久し振りですよ!(笑)
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イメージ 5イメージ 6ウトウトと船を漕いでいる内に、50分ほどで飯山駅に到着。
実は飯山駅には初見参だったりします。
こぢんまりした渋い駅ですねえ。
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イメージ 7イメージ 8すぐ隣に、新幹線ホームを備えたデカい新駅舎がほぼ完成かな?
北陸新幹線延伸と共に、飯山駅はステーションからターミナルになるのですが、さてさてどうなるやら。
駅前に何やら大音量で音楽が流れてますが、何でしょこれ?
今日、お祭りとか、盆踊りとかあるのかしら?
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イメージ 9イメージ 10駅前のバス停で、バスの発車をしばらく待ちます。
15時過ぎ、野沢温泉行きのバスが発車します! 乗客は私ともう一人のみ。
今回私は、飯山駅野沢温泉行きの長野電鉄バスを利用しました。
この他に、もうちょっと先の戸狩野沢温泉駅で乗り換える、野沢温泉行きの「湯の花号」バスもあります。
時間が合えば、こちらの方がちょっとお安いと思います。(笑)
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イメージ 11イメージ 1240分ほどで「野沢温泉」バス停に到着。           こちらが村営の湯の花号バス。
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イメージ 13イメージ 14
ふらふら歩きながら、お店を目指します。
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イメージ 15イメージ 16正面の建物が「共同浴場『大湯』です。 現場に着きましたが、お店がワカラナイ・・・
  (単純に看板が出てないのですよ!)
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イメージ 17イメージ 18近くの酒屋さんで、土産用のカップ酒を買うついでに、お店の場所をお尋ねします。
あ、やっぱりアソコで良いのですね。
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イメージ 19イメージ 20お店の前で開店を待ちます。
はい、『大湯』のすぐ隣なので、風呂上りに涼む方が多いです!
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イメージ 21イメージ 2216時を数分過ぎましたが、開店した様子無し。(笑)
空いた樽をお持ちになった方が、お店が開いてないので、店前の木樽上に置いてお帰りになりました。
あ、これは10~20分くらいは誤差の範囲と思わないといけませんね!(笑)
それにしても、樽生をご近所にデリバリーしてるんだ、へー!
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イメージ 2316時12分頃、店前の私に女性が声を掛けました。
  「あ、待ってらっしゃいます?」
  「はい、待ってますよ。(笑)
   張り紙無いからやるんだろうと思ってました。」
  「すいません~!」
扉を開け、中へ私を招じ入れて下さいます。
どうやら奥様(と言うか、女将さん?)のようですね。
  「お掛けになってお待ちください~!」
 
 
 
 
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こちらのお店、英国人の旦那さんと、日本人の奥さんがやってらっしゃいます。
開店は今年2014年の1月! まだまだ始まったばかりのお蔵です。
JBとは、"Anglo Japanese Brewing Company"(アングロ・ジャパニーズ・ブルーイング) の略です。
いかにも英国と日本で造っているぞ・・・っぽい感じの社名です。
そして『里武士』とは、旦那の姓である "Livesey" に漢字を当てたそうです。
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イメージ 24イメージ 25
開店準備とかされてますので、店内をキョロキョロしながらお待ちします。
木材の良い香りが店内を満たしています。
  「このお店はどうしてご存じなんですか?」
カウンターの端においてある雑誌を指差し、
  「普段は新橋の・・・」
・・・って件(くだり)を申し上げます。(笑)
  「私、実家が長野市なんですよ。 帰省中にぜひ伺わないと・・・って感じです。(笑)」
お店の準備完了。
  「飲み比べのセットを下さい!」(2000円)
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イメージ 26壁のタップから注ぐモノや、壜から注ぐモノ、ハンドポンプで注ぐモノ・・・いろいろです。
  「あ、ハンドポンプのは味見するんですね。(笑)」
  「壁のタップは冷蔵庫から直接持ってきているので大丈夫なんです。
   けどこれは常温ですし、発酵が続いているので確認しないと・・・」
・・・だそーです。
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イメージ 27テイスティング・セット」(2000円)
左から、樽バレル#1・野沢サマーエール・信州蕎麦スタウト・インペリアルスタウト・・・です。
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イメージ 28
●樽バレル#1
基本は「ダークマイルド」というビールらしいです。
それを『安曇野ワイナリー』さんの竜眼種ワイン(白)の入っていた樽で4ヶ月寝かせたモノだとか。
泡、少ないです。
頂きます。
ぬるいです。(爆笑)
いやー、このぬるさは12年ぶりかな!(笑)
酸味、ほんのり甘味。
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●野沢サマーエール
シトラホップとマリスオッター麦芽のみ使用したとか。
淡黄色のピルスナー(←フツーのビールの事ですね)っぽい外見です。
頂きます。
うん、結構ホッピー(←ホップが効いていると言う意味)です。
んーと、東御市『オラホビール』さんの「ペールエール」並みには苦いですよ。
  (ご存知の方はご存知。 ペールエールにしては結構苦いビールです。)
風呂上りにはサイコーかも。(笑)
苦いけど、私は苦いの大好きですから!(笑)
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イメージ 29
●信州蕎麦スタウト
玄そばをローストして、ロースト麦芽の代わり? 一部?として投入しているとか。
ローストした香りイイです。
頂きます。
さっぱりして飲み易い感じですねえ。
すんません、私はそばの香りとかは感じませんでした。
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●インペリアル・スタウト
9.5度だそーです。 度数強いです。(笑) こーいうの大好きですよ!(笑)
頂きます。
やや甘・・・くらいの感じ。(極甘ではないです。) 酸味もある感じ。
けど度数9.5度ってのは感じないですねえ。
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頂きながらお話を伺うと、しばらく米国のブルワリーを回っていらしたそうです。
何でも、日本は米国に比べて、流行?が2~3年遅れているらしいです。
現在(2014年)は、「サワー・ビール」(←酸っぱいビール)と、「樽熟成」が流行っているらしいです。
こちらのお蔵も、これから仕込みをして、ビールのアイテムを増やすらしいです。
その際、樽熟成とか、自家栽培ホップ使用もしたいそうです。
いろいろと楽しみです。
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あ、ホップの自家栽培は今年からやってらっしゃるそーです。
20種類くらい植えてるそうですが、本格的な収穫は来年以降だそうです。
珍しいホップもあるそうですから、これも楽しみです。(笑)
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30~40代のカップルご来店。
説明を受け、何やらお召し上がりですが、訝しげに私の方をご覧になります。
私は飲み終わりましたので、追加します!
  「すんません、樽バレルをレギュラーで下さい!」(750円)
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イメージ 30イメージ 31脚付きのデカいグラスに、ハンドポンプで注がれます。(撮影許可済です!)
カップルの男性、何やらビックリしたようにご覧になっています。
どうやらその後、飲み比べをご注文になったようです。 ありがとうございました。(笑)
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その後、熟年ご家族3人とか、
  「持ち帰り出来ますか?」
・・・って、お子様連れの団体さんとかご来店。(笑)
いちいち説明しないとならないのが大変そうです。(笑)
おっと、私はバスの時間が迫っていますよ。(笑)
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イメージ 32イメージ 33持ち帰り出来る壜(この時は「蕎麦スタウト」のみ。650円×2本)を購入します。
ごちそう様でした!(4050円)
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イメージ 36イメージ 37
あ、看板が出てますね!(笑)
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イメージ 34イメージ 35『大湯』のちょっと下にあるヤマザキストアの横で、プラカップの生ビール(350円)とか飲めるようでした。
他のお客が飲みたかったのは、こっちなのかなあ・・・と思いました。(笑)
ともあれ、初めて出会った?クラフトビールと皆様とが、今後も良い関係であればちょっとウレシイな。(笑)
そんな事を考えつつ、バス停に向かう私でした。(笑)
ういー!(笑)