ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

東京国立近代美術館フィルムセンター~新橋『和酒場 庫裏・新橋店』『やきとんまこちゃん・ガード下店』。(2014.3.15土)

  「映画へ行きませんか?」
  「何を見るんすか。」
  「えーと、"勝鬨音頭" かな。」
  「はい?」(←またワケの判らんコトを・・・と思ってます。)
春の茶遊会の後、徒歩で銀座一丁目方面へ向かい、途中で右折で首都高を潜ります。
あれ、ここらは京橋になるのかな?
宝町交叉点?を左折してすぐ、大通り沿いのビルに入ります。
_
イメージ 19イメージ 20
ヘンな映画館・・・と思ったら『東京国立近代美術館フィルムセンター』ですと~!
_
地下に降り、観覧料500円を支払います。(2014年4月から520円)
タイミングが良かったのか、ほとんど待ち時間無しで上映開始!
見回すと銀髪のおとーさんたちが沢山います。
30代くらいもいますが、ちらほらですが・・・観客の年齢層、高っ!(笑)
_


_゜
映画ですが・・・
  「よみがえる日本映画vol.7[松竹篇]~映画保存のための特別事業費による」
・・・って事業による上映らしいです。
 
●『勝鬨音頭(かちどき・おんど)』(1944年・松竹大船・88分・35mm・白黒)
戦時中の作品ですねえ。
タイトルからして、いかにも戦争のための映画な感じです。
・・・なのに、いきなり主人公(父親・工員)が工場を定年退職するシーンから映画が始まります!
職長(現場のリーダー)の主人公が工場内で最後の説教を垂れ、楽団付きで皆に見送られて正門を出ます。
下の娘と2人暮らしの主人公は仕事一筋だったので、翌朝からやる事が無くなります。
_
毎日機械の中で過ごしていた主人公は何もない日々に堪らなくなり、ついつい元の会社に立ち寄ります。
いつも通り稼働している工場を見て、主人公は何とか会社に戻りたいと思うようになります。
元の会社で人を募集してると聞き、社長に直談判して頼み込み、夜警(ガードマン)になります。
_
沢山の退職金をもらったのにまだ働きたいと言う父親。
まだ金儲けがしたいのかと陰口を叩く会社の同僚。
・・・同じ会社に勤める娘は困惑します。
弟子たちも止めてくれと懇願します。
自分のやりたいようにさせろと言う主人公。
会社を欠勤した娘は、家出して姉や叔母の家を転々とします。
怒った姉や叔母が父親の元に押しかけます。
姉は残った借金を全部叩き返します。
  「よく返したな」
父親は今まで返した借金を積み立てた、姉名義の預金通帳と国債(株券かも)を渡します。
誤解していた姉が感謝を述べます。
_
叔父が父親に言います。
  「元の会社に固執することは無い、国のために・・・」
父親は夜警を止め、別の会社に移ろうと考え始めます。
そこへ元の会社の弟子たちがやってきます。
国が60歳定年制を取りやめた、元の会社に復帰できると。
父親は元の職に戻り、娘は弟子が気になりだして大団円。
_
ちょっとご都合主義な感じはしょうがないです。
90分で全部を描くのは無理ですが、よくまあ戦争中の国策映画でホームドラマをやったと思います。(笑)
_
監督・大庭秀雄、原作・知切光歳、脚本・池田忠雄、撮影・寺尾清、美術・小島基司、音楽・萬城目正
出演・小杉勇、三浦光子、木暮実千代北沢彪、風間宗六、岡村文子、土紀柊一、三井秀男、髙倉彰、
    山路義人、坂本武、髙松栄子、三村秀子、半沢洋介、伊東光一
_


_
イメージ 21イメージ 22
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上映後、7階の展示室に移動。
入場料200円ですが、先ほどの映画の半券で100円になります。
常設展「NFCコレクションでみる 日本映画の歴史」をやっています。
 
_
この常設展では日本映画の黎明期の機材や映像が見られます。
企画展は「小津安二郎図像学」です。
2013年に生誕110年、没後50年を迎えた小津安二郎さんです。
恥ずかしながら、私は映画を拝見した事がないのです。
なんでだろ? やっぱり映画を見る習慣がないからだろーなー!
展示は映画に出てきた絵画や、監督自身による絵コンテ、シナリオの装丁等々がありました。
会場で上映されていたビデオ前に座り、寝こけている親方なぞもいらっしゃいましたねえ。(笑)
なかなか興味深かったです。
自分一人ではこんな所には来ないですからね。
連れて来てくれた友人に感謝!(←それにしても、引き出しが多い人ですよ。笑)
_


_
新橋まで電車で移動し、日本酒の会へ向かう友人と別れます。
 さてさて、もう17時か~!
_
イメージ 1
イメージ 2  「『三笠パル』さんもイイよなあ~!」
看板を横目で見つつ思案します。
何せ、この日の『信州おさけ村』さんは定休日ですからね~。(笑)
  「そうだ! あのお店に伺いましょう!」
エスカレータ横の立ち飲み屋さん、『和酒場 庫裏(くり)・新橋店』さんに伺います。
(お店の写真は帰る時です。)
_
  「おまかせセット、お願いします!」(1000円)
私、信州の酒が専門なので、他県の酒まで手が回りません。(笑)
  (信州の酒・クラフトビールウイスキー・焼酎・・・等々、沢山有り過ぎます!・・・)
_
イメージ 3
お酒が3杯、おつまみが2品。
1杯が90mlで300~400円?、おつまみは100円くらいですから、単品注文よりちょっとお得かな?(笑)
この日の小鉢は、ヒラメの胡麻和えと春雨炒めでした。
_
イメージ 4
山梨・萬屋醸造「春鶯囀(しゅんのうてん) 純米」
山形・新藤酒造「羽陽富久鶴(うよう・ふくつる)」
宮城・佐浦「浦霞 特別純米生酒」
浦霞」は以前頂いた事があるかな・・・くらいです。
頂きます。
「春鶯囀」と「羽陽富久鶴」はあっさりしてます。
浦霞」はやや甘酸っぱく濃いめで、私好みです。(笑)
_
イメージ 5イメージ 6
_
イメージ 8
イメージ 7ヘンな雑誌を発見!
Sake Today」 の vol.1ですと~!
全文英語の日本酒雑誌です。 酔っていると英語の解る私がペラペラとめくってみます。
ナカナカ面白いですねえ!
価格が¥700/$7・・・って、何よ!(日本国内で作っているぽいです。)
お客が増えてきたので、飲み干してお店を出ます。
ごちそう様でした!
_


_
イメージ 9イメージ 10
久し振りに『やきとん まこちゃん ガード下店』さんに伺います。
_
イメージ 11イメージ 12
「ホッピー白」(ホッピー280円+焼酎280円)
ゴクゴクゴクゴク!
_
イメージ 13
「ニラ玉」(480円)
これこれ! すぐ出て来て量もたっぷり! 美味いわ~!
_
イメージ 14
「やきとん」(1本140円)をタレで頂きます。
奥から、カシラ・タン・ハツ・レバーです。
_
イメージ 15イメージ 16
レバー(割と若焼き)                       ハツ(割と若焼き)
_
イメージ 17イメージ 18
カシラ?(若焼き)                         「中」(焼酎280円)追加!
_
うー、短時間でガブガブ飲んだ~!
ごちそう様でした! 帰るぞ~!(笑)