そんなワケで、浦和駅に到着しました。
高﨑行きに乗ったのですが、なぜか途中の赤羽駅で降りたおっちょこちょいがいて・・・
まあ、怒られる怒られる!
どーもシーません。(平伏)
浦和駅のコンコースでは「飛騨高山・信州物産展」開催です。
PARCO さんに向かいます。
親方がスーパーに行っている間に、私は映画館ロビーで入場券を発券します。
ロビーのソファで座って待ちますが、空いているのは日射しの当たる場所のみ!(爆笑)
しょーがないので、その辺は腹をくくって座ります。(暑いけどね。)
開場時間です。
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感想です。
ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!
この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。
この日は映画「FRONTLINE」を拝見します。
つーか、「FRONTLINE」って何?
多分「最前線」って事だろうと思って、確認します。
合ってました!
ざっくり申し上げると・・・
2020年2月に発生した、クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』号のコロナ集団感染を描いた映画です。
5年前とは、お若い皆様でもまだ記憶に新しい出来事でしょう。
年齢を経たオッサンには、つい1週間くらい前の出来事に感じるのです。
中国武漢で、当局による(事実上の)封鎖措置が行われたのが1月下旬です。
国内初と言われるクラスター感染が4⁴⁴発生した屋形船の乗客に、陽性者が発見されたのが1月末です。
DMAT(災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team)が船内に入りましたが・・・
アレは完全に想定外です。
そもそも、阪神淡路大震災を教訓に設立されたのが、DMATです。
大規模感染症に対応する術は、専門ではないワケです。
(と言うか、なんとか学会?が手を引いたってマジな話なんですか?)
(それって、専門家として敵前逃亡じゃないの?)
(まあ、行きたくない人に無理強いは出来ませんが・・・)
映画では、
「誰かにお願いしなきゃならないんです。」
・・・ってような言い方でしたが、あの時ってまだコロナがどんなモノか手探り状態だったと思います。
それなのに、そこに行けというのは「片道切符」みたいなモノではなかったか、とか邪推いたします。
それなのに、彼らが行ったのは、そこに患者がいたからでしょうか。
映画は、DMATの視点をメインに話が進みます。
それ以外の視点も欲しいところですが、さすがにこの短時間の映画では無理でしょうねえ。
実際、船室に押し込められた患者さんによっては、
「監獄みたいだった」
・・・とおっしゃる方もいらっしゃいます。
船内での死者はゼロだったけど、搬送先で何人か亡くなってらっしゃいます。
もうちょっと搬送が早かったら・・・
これは、DMATのせいではなく、もっと大がかりな医療体制で実施すべきだったのに、その判断をしなかった国の問題であると愚考いたします。
(3.11の時、福島原発に対する当時の政権の対応のお粗末さは、何とも恥ずかしいものでした。)
(今回のコロナに対する、政府の対応のマズさも、情けないったらありゃしないです・・・)
映画でマスコミは、視聴率のためにスレスレの取材もします。
それでいいのかと自省する方も、取材現場から出て来ます。
(ふと思ったのですが、「コンプライアンス違反!」だけで、K分さんの番組降板の記者会見を乗り切った4CHテレビですが、まさか視聴率狙いだったか?)
(・・・いや、もちろん冗談半分ですが・・・)
DMAT全体統括の小栗旬さんや、
船内で、DMATの指揮を執る窪塚洋介さんがよかったー!
ブレないです。
常に冷静沈着で、外乱があっても一切関係なし!
何が最優先か、目標を決めたら一切ブレない!
カッコよかったー!(笑)
映倫区分は「G」。
5年前の事を思い出しながら観るのもよいと思います。
ドキュメンタリーじゃないから、いろいろ甘い部分はあります。
まあまあ面白かったです。
もちろん、ちょっと泣きました!
私、関東大震災とか、スペイン風邪とかって歴史の中の出来事だと思ってました。
それが東日本大震災や、コロナ・パンデミックとして現実のものとなりました。
一生の内に一度も出会わないモノに、出会ってしまったのです。
(まあ、日本に住んでる事が「リスク」であるって、最近私は気が付きました。)
お若い皆様は、もう一度くらい出会うかもしれませんねえ・・・
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『ダイヤモンド・プリンセス』号の事件に尽力された、全ての皆様。
ならびに、コロナの時期に対応されたすべての皆様。
最大限の尊敬と感謝を申し上げます。