ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

映画「砂の器」(特別先行上映)@TOHOシネマズ日本橋。(2025.5.17土)

f:id:fromheartland:20250522031106j:image

12時30分、地下鉄銀座線の三越前駅に到着しました。


f:id:fromheartland:20250522031217j:image

親方からメールがあり、現地集合となりました。

  「先に発券しておいてください。」


f:id:fromheartland:20250522034858j:image

f:id:fromheartland:20250522034902j:image

送ってもらったメールを探しますが、見つからず。

やってきた親方に怒られます・・・


f:id:fromheartland:20250522031233j:image

f:id:fromheartland:20250522031237j:image

f:id:fromheartland:20250522031240j:image

f:id:fromheartland:20250522031244j:image

上映開始が14時、入場開始はその15分くらい前になります。


f:id:fromheartland:20250522032602j:image

親方からチケットを頂戴し、ロビー奥のソファで時間まで待ちます。

ーーーーー

感想です。

ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!

この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。


f:id:fromheartland:20250522034834j:image

この日は「午前十時の映画祭15」関連で、特別先行上映される映画「砂の器」を拝見します。

 

ざっくり言うと・・・

「殺人事件を追う刑事が全国を駆け回る! 最後ば圧巻のコンサート!」

自分で書いておいて何ですが、これではさっぱりワカランです!(笑)

 

蒲田の操車場で発生した殺人事件。

その手がかりを追って、丹波哲郎さんと森田健作さんの2人の刑事が秋田に出張します。

(森田さん若いなー!)

手がかりが無いまま戻る2人。

食堂車でビール飲んだり、駅弁食ったり、秋田で丹波さんが作った俳句を見たり・・・

のんびりしてますねえ。(笑)

 

捜査本部は解散しますが、丹波さんは一人でコツコツと捜査を続けます。

あっちに行ったり、こっちに行ったり、旅行映画のような風情です。

その内に犯人が浮かび上がり・・・


f:id:fromheartland:20250522035734j:image

主演は丹波哲郎さんですが、裏の主演は緒形拳さん。

裏の裏の主演は加藤嘉さんだろーなー!(笑)

まあ、緒形拳さんと、加藤嘉さんは、超熱演!

スゲーなー!

助演は加藤剛さんだけど、裏の助演筆頭は子役の春田和秀さん!

加藤さんと春田さんの親子の演技も上手すぎる!

あと渥美清さんが、映画館のご主人で出て来たリ、

丹古母鬼馬二さんが刑事役で捜査会議に出ていたり、

・・・ナカナカにスゲーです!(笑)

 

f:id:fromheartland:20250522040342j:image

島田陽子さんは、まあおキレイで、おキレイで、エクボがカワイイ!

実は私、ファンでしたが、間違ってなかった?

(結構マセたガキでしたねー?笑)


f:id:fromheartland:20250522040405j:image

何つーか・・・

前半は捜査と言いつつ、紀行モノ。

後半は「丹波劇場」とコンサート。

これ、ホントに松本清張さんの原作なの?

違う気がする??

監督が好き勝手(←誉めてます。)やった結果な気がします!


映画に出てきたのは、50年前の日本の風景です。

ウチの実家近くには、合掌造りは無かったけど、トタンで覆った藁葺き屋根は残ってました。

一面の田んぼに電信柱が無いとか、山合いの藁葺きのままの集落とか・・・

今はもう観られなくなってしまいましたねえ。


f:id:fromheartland:20250522041004j:image

ゴメンナサイ、周囲からすすり泣きが聞こえる中、私は珍しく泣くことも無し。

映画にどっぷりと浸ってましたが、意外に冷静に見てました。

イイ映画と思いますが、50年前の公開当時はともかく、現在の私が観るとちょっとくどいかなー。(笑)

申し訳ないけどそんな感じでした。

ーーーーー


f:id:fromheartland:20250522041319j:image

上映終了後、一旦休憩がございます。

トークタイムの準備がされます。


f:id:fromheartland:20250522041730j:image

山本さん?の司会で、トークタイム開始です。



f:id:fromheartland:20250522052657j:image

f:id:fromheartland:20250522041807j:image

f:id:fromheartland:20250522041824j:image

映画評論家の樋口尚文さんより、約1時間いろいろなお話がありました。

写真撮影OKなので、バシバシ撮りました。


f:id:fromheartland:20250522043347j:image

樋口さんが「砂の器・映画の魔性」というご本を著すにあたり、色々な資料を調べたそうです。

お話はなかなか興味深かったです。

やはり原作通りではなく、監督と脚本さんが、この映画をアレしたみたいです。(笑)

それゆえに、素晴らしい映画が出来たわけです。

結局、映画は2~3時間の中に収めなきゃならんワケです。

原作は原作として、映画とは別物。

小説は原作者のもの、映画は監督たちのもの・・・って感を強くしました。

 

公開は1974年。

樋口さんは小学生の頃にご覧になったそうですが、さすがに私は観てません。

映倫区分は「G」。

島田陽子さんのお胸が、チラッと出ましたが、まあ大したこと無いです。

 

樋口さんがおっしゃった通り、いろいろと突っ込み所満載です!

加藤剛さんが「音楽の天分を認められ」・・・

高校~大学くらいからピアノや作曲を始めて、モノになるってどれほどの天才が、どれほど努力したものか!

「同行二人」と笠にあったので、西国三十三ヶ所の巡礼さんかと思いました。

そのエリア外で倒れたとか?

加藤嘉さんと、子役の春田さんが抱き合った時に・・・見えちゃった。(笑)

まあ色々です。(笑)


f:id:fromheartland:20250522044108j:image

樋口さんは、神保町『猫の本棚』という書店を経営してらっしゃるそうです。

先ほどのご本について、樋口さんと元・子役の春田さんのサイン入りが何冊か販売中とのことでした。(笑)

 

f:id:fromheartland:20250522045554j:image

なお、このトークの様子は動画で収録してました。

6月27日(金)からの映画「砂の器」上映開始直前に、YouTube上で公開されるそうです。


f:id:fromheartland:20250522045739j:image

トークタイム終了後、皆様退場されます。

私はスクリーン前に行って、カンバンを激写!


f:id:fromheartland:20250522045807j:image

映画館を飛び出して、空いている憚りを目指します!