12時30分、地下鉄銀座線の三越前駅に到着しました。
親方からメールがあり、現地集合となりました。
「先に発券しておいてください。」
送ってもらったメールを探しますが、見つからず。
やってきた親方に怒られます・・・
上映開始が14時、入場開始はその15分くらい前になります。
親方からチケットを頂戴し、ロビー奥のソファで時間まで待ちます。
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感想です。
ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!
この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。
この日は「午前十時の映画祭15」関連で、特別先行上映される映画「砂の器」を拝見します。
ざっくり言うと・・・
「殺人事件を追う刑事が全国を駆け回る! 最後ば圧巻のコンサート!」
自分で書いておいて何ですが、これではさっぱりワカランです!(笑)
蒲田の操車場で発生した殺人事件。
その手がかりを追って、丹波哲郎さんと森田健作さんの2人の刑事が秋田に出張します。
(森田さん若いなー!)
手がかりが無いまま戻る2人。
食堂車でビール飲んだり、駅弁食ったり、秋田で丹波さんが作った俳句を見たり・・・
のんびりしてますねえ。(笑)
捜査本部は解散しますが、丹波さんは一人でコツコツと捜査を続けます。
あっちに行ったり、こっちに行ったり、旅行映画のような風情です。
その内に犯人が浮かび上がり・・・
裏の裏の主演は加藤嘉さんだろーなー!(笑)
スゲーなー!
助演は加藤剛さんだけど、裏の助演筆頭は子役の春田和秀さん!
加藤さんと春田さんの親子の演技も上手すぎる!
あと渥美清さんが、映画館のご主人で出て来たリ、
丹古母鬼馬二さんが刑事役で捜査会議に出ていたり、
・・・ナカナカにスゲーです!(笑)
島田陽子さんは、まあおキレイで、おキレイで、エクボがカワイイ!
実は私、ファンでしたが、間違ってなかった?
(結構マセたガキでしたねー?笑)
何つーか・・・
前半は捜査と言いつつ、紀行モノ。
後半は「丹波劇場」とコンサート。
これ、ホントに松本清張さんの原作なの?
違う気がする??
監督が好き勝手(←誉めてます。)やった結果な気がします!
映画に出てきたのは、50年前の日本の風景です。
ウチの実家近くには、合掌造りは無かったけど、トタンで覆った藁葺き屋根は残ってました。
一面の田んぼに電信柱が無いとか、山合いの藁葺きのままの集落とか・・・
今はもう観られなくなってしまいましたねえ。
ゴメンナサイ、周囲からすすり泣きが聞こえる中、私は珍しく泣くことも無し。
映画にどっぷりと浸ってましたが、意外に冷静に見てました。
イイ映画と思いますが、50年前の公開当時はともかく、現在の私が観るとちょっとくどいかなー。(笑)
申し訳ないけどそんな感じでした。
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上映終了後、一旦休憩がございます。
トークタイムの準備がされます。
山本さん?の司会で、トークタイム開始です。
映画評論家の樋口尚文さんより、約1時間いろいろなお話がありました。
写真撮影OKなので、バシバシ撮りました。
樋口さんが「砂の器・映画の魔性」というご本を著すにあたり、色々な資料を調べたそうです。
お話はなかなか興味深かったです。
やはり原作通りではなく、監督と脚本さんが、この映画をアレしたみたいです。(笑)
それゆえに、素晴らしい映画が出来たわけです。
結局、映画は2~3時間の中に収めなきゃならんワケです。
原作は原作として、映画とは別物。
小説は原作者のもの、映画は監督たちのもの・・・って感を強くしました。
公開は1974年。
樋口さんは小学生の頃にご覧になったそうですが、さすがに私は観てません。
映倫区分は「G」。
島田陽子さんのお胸が、チラッと出ましたが、まあ大したこと無いです。
樋口さんがおっしゃった通り、いろいろと突っ込み所満載です!
加藤剛さんが「音楽の天分を認められ」・・・
高校~大学くらいからピアノや作曲を始めて、モノになるってどれほどの天才が、どれほど努力したものか!
「同行二人」と笠にあったので、西国三十三ヶ所の巡礼さんかと思いました。
そのエリア外で倒れたとか?
加藤嘉さんと、子役の春田さんが抱き合った時に・・・見えちゃった。(笑)
まあ色々です。(笑)
樋口さんは、神保町『猫の本棚』という書店を経営してらっしゃるそうです。
先ほどのご本について、樋口さんと元・子役の春田さんのサイン入りが何冊か販売中とのことでした。(笑)
なお、このトークの様子は動画で収録してました。
6月27日(金)からの映画「砂の器」上映開始直前に、YouTube上で公開されるそうです。
トークタイム終了後、皆様退場されます。
私はスクリーン前に行って、カンバンを激写!
映画館を飛び出して、空いている憚りを目指します!