(ローソン100のノボリです。)
親方からメールがございまして、
「カリ城と海沈と、どっちが観たいですか?」
「どちらも観たいけど、カリ城かなあ?」
えーと、海沈になりました・・・
親方曰く、
どうやら、ウチらの都合のイイ時間帯に上映してくれないらしいです。
そりゃしょうがないですねえ。
と言うワケで、浦和駅に到着しました。
駅のコンコースでは九州物産展を開催中。
(映画「はたらく細胞」の衣装の展示が終わってしまいました!)
この日は毎度お馴染み『ユナイテッドシネマズ浦和』さんで、映画「海の沈黙」を観ます。
(最近、映画を浦和で観ているのはクーポンのせいです。)
親方から本日拝見する映画のチケットを頂戴します。
入場可能となる時間まで待っていると親方が登場!
「ポップコーン買ってください!」
携帯の映画クーポンより、ポップコーンのクーポンを探して使用。
ドリンクも一緒に購入します。
入場時間となり、そのまま指定のスクリーンまで進みます。
左側が北海道バター醤油、右側がキャラメルだそうです。
ちょこっとつまみます。
ウメー!(笑)
ーーーーー
感想です。
ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!
この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。
映画の冒頭、占い師と向き合う小泉今日子さんです。
(占い師って、心理カウンセラーか詐欺師かどっちかですが、この人はホントに見えるのかも?)
美術館で絵画展の開会イベントです。
(その美術館の外観、多分上野の国立博物館ですねえ。)
そこに出席したのが、石坂浩二さん演じる画家です。(←ちなみに小泉今日子さんの旦那役です。)
多数展示された自分の絵の中に、石坂さんは「自分が描いてない絵」を発見してしまいます!
そして展示会の会期中に、それを公表してしまいます!
「贋作だー!」
それにより、いろいろヤベー状況になります。
それにより、自裁された方が出て来ます!
そもそも、その絵を描いたのは誰か?
国際的な絵画の贋作を調べるのは、仲村トオルさん演じる美術鑑定家?です。
その彼のチームが小樽で不思議なドガの絵を発見。
そもそも、その絵を描いたのは誰か?
そこに出て来るのが、主人公の画家を演じる本木雅弘さんです。
なんつーか、この画家は才能があります。
あり過ぎるほどにあります。
ただ彼にとっては、絵画への情熱とか衝動とかが最優先で、その他は全部後回し。
社会人というより、人間としてダメなタイプ。
いわゆる「破滅型の芸術家」ですわ!
彼にとって不幸だったのは、若い頃から金が無かった事。
情熱も才能も腕もあるのに、材料を買う金が無い・・・
カンバスすら買えない画家に、未来は無かったのです。
ゆえに彼は、いわゆる「贋作」を描いたのでしょうか。
(もしかして、往時の王侯貴族がパトロンにつけば、ダヴィンチやゴッホも越えられたかも?)
彼はその時に描いている「海の絵」を仕上げようと、幼少期の記憶を辿ります。
海に入ったのは、海上や海中から見る「かがり火」を自らの眼で見たかったのだと思います。
(それはスゲーよくわかります。)
カンバスに向かう本木さんはスゴカッター!
アレだけで、この映画を観る価値があります!
役作りで、相当体を絞ったのでしょうねえ!
努力の後が見えます!
ついでに申し上げますが、あの病気の状況から考えると・・・
多分酸素発生装置を常用すべき状況で、海なんかに潜ってる場合じゃないです!
石坂浩二さんは、よかったわー。
腕はイイけど、あくまでもそこそこな腕前の画家を好演しました。
世間的には「一流の画家」と評されて、ちょっとプライドが高いとか、
周囲の状況を考えずに、独善的な判断をするとか、
その割にちょっと気弱であるとか、
学生時代の本木さんの才能には敵わないゆえに、それに嫉妬している感じとか、
・・・さすがです!
ただね・・・
石坂さんが本木さんの美大の同期? またはちょい先輩?とかって設定なのでしょうか?
さすがにそれはちょっと無理があると思います。
実際には25才くらいの年齢差がありますから、申し訳ないけど見た目にビミョーな違和感が出てしまいます。
中井貴一さんもよかったー!
ちょっとダークな役柄を好演されてます!
本木さんの面倒をみるマネージャーであり、
いわゆる「贋作」を売り飛ばすブローカーであり、
なかなかグレイな立ち位置です。(笑)
貴一さん、足が悪いのか杖を突くキャラです。
ただ、この人は杖が不要なのでは?・・・とは思いました。
私も杖を突いているので感じたのです。
杖が必要な歩き方ではないです。
なぜなら、杖に体重がかかっていないのです。
ということは両足に普通に体重がかかっている風情です。
つーわけで、杖はなくてもイイんじゃないのかしら?(笑)
小泉さんは相変わらずお綺麗で何よりでございます。
今回結構重要な役柄で、好演されていたと思います。
ご使用のピアスはX型ですから、T社の製品でしょうか。
約2時間の映画ですが、飽きることなく映画の世界に没入できました。
よかったですねー!(笑)
映倫区分は「G」です。
バイオレンスはございません。
エロは、ほぼありません。
と言うか、女性の乳首すら出ていないので私の中でエロは皆無です!
ちょっと観念的な感じはございますがなかなか良かったです。
デートとかにも良いかもしれません。
ご家族連れにもイイですが、男子小中学生にはちょっとどうでしょう?(←偏見です!笑)
私は面白かったです。
オススメです!
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「カリ城」です。
公開45周年だそうです!(爆笑)
せっかくなので IMAX で拝見したいですね!