ハートランドの「のみのみくいくい」

信州の酒を勝手に応援する連合会

映画「海の沈黙」@ユナイテッドシネマズ浦和。(2024.11.30土)

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ローソン100のノボリです。)

親方からメールがございまして、

  「カリ城と海沈と、どっちが観たいですか?」

  「どちらも観たいけど、カリ城かなあ?」

えーと、海沈になりました・・・

親方曰く、

  「カリ城IMAX上映は、時間が合わない!」

どうやら、ウチらの都合のイイ時間帯に上映してくれないらしいです。

そりゃしょうがないですねえ。


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と言うワケで、浦和駅に到着しました。

駅のコンコースでは九州物産展を開催中。


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(映画「はたらく細胞」の衣装の展示が終わってしまいました!)

この日は毎度お馴染み『ユナイテッドシネマズ浦和』さんで、映画「海の沈黙」を観ます。

(最近、映画を浦和で観ているのはクーポンのせいです。)


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親方から本日拝見する映画のチケットを頂戴します。

 

入場可能となる時間まで待っていると親方が登場!

  「ポップコーン買ってください!」

携帯の映画クーポンより、ポップコーンのクーポンを探して使用。

ドリンクも一緒に購入します。

入場時間となり、そのまま指定のスクリーンまで進みます。


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左側が北海道バター醤油、右側がキャラメルだそうです。

ちょこっとつまみます。

ウメー!(笑)

ーーーーー

 

感想です。

ネタバレがありますので、映画を観てない方はここでページを閉じてください!

この先読んでネタバレしても、私は責任取りません。


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映画の冒頭、占い師と向き合う小泉今日子さんです。

(占い師って、心理カウンセラーか詐欺師かどっちかですが、この人はホントに見えるのかも?)


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美術館で絵画展の開会イベントです。

(その美術館の外観、多分上野の国立博物館ですねえ。)

そこに出席したのが、石坂浩二さん演じる画家です。(←ちなみに小泉今日子さんの旦那役です。)

多数展示された自分の絵の中に、石坂さんは「自分が描いてない絵」を発見してしまいます!

そして展示会の会期中に、それを公表してしまいます!

  「贋作だー!」

それにより、いろいろヤベー状況になります。

それにより、自裁された方が出て来ます!

そもそも、その絵を描いたのは誰か?


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国際的な絵画の贋作を調べるのは、仲村トオルさん演じる美術鑑定家?です。

その彼のチームが小樽で不思議なドガの絵を発見。

そもそも、その絵を描いたのは誰か?


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そこに出て来るのが、主人公の画家を演じる本木雅弘さんです。

なんつーか、この画家は才能があります。

あり過ぎるほどにあります。

ただ彼にとっては、絵画への情熱とか衝動とかが最優先で、その他は全部後回し。

社会人というより、人間としてダメなタイプ。

いわゆる「破滅型の芸術家」ですわ!


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彼にとって不幸だったのは、若い頃から金が無かった事。

情熱も才能も腕もあるのに、材料を買う金が無い・・・

カンバスすら買えない画家に、未来は無かったのです。

ゆえに彼は、いわゆる「贋作」を描いたのでしょうか。

(もしかして、往時の王侯貴族がパトロンにつけば、ダヴィンチやゴッホも越えられたかも?)


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彼はその時に描いている「海の絵」を仕上げようと、幼少期の記憶を辿ります。

海に入ったのは、海上や海中から見る「かがり火」を自らの眼で見たかったのだと思います。

(それはスゲーよくわかります。)


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カンバスに向かう本木さんはスゴカッター!

アレだけで、この映画を観る価値があります!

役作りで、相当体を絞ったのでしょうねえ!

努力の後が見えます!


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ついでに申し上げますが、あの病気の状況から考えると・・・

多分酸素発生装置を常用すべき状況で、海なんかに潜ってる場合じゃないです!


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石坂浩二さんは、よかったわー。

腕はイイけど、あくまでもそこそこな腕前の画家を好演しました。

世間的には「一流の画家」と評されて、ちょっとプライドが高いとか、

周囲の状況を考えずに、独善的な判断をするとか、

その割にちょっと気弱であるとか、

学生時代の本木さんの才能には敵わないゆえに、それに嫉妬している感じとか、

・・・さすがです!


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ただね・・・

石坂さんが本木さんの美大の同期? またはちょい先輩?とかって設定なのでしょうか?

さすがにそれはちょっと無理があると思います。

実際には25才くらいの年齢差がありますから、申し訳ないけど見た目にビミョーな違和感が出てしまいます。


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中井貴一さんもよかったー!

ちょっとダークな役柄を好演されてます!

本木さんの面倒をみるマネージャーであり、

いわゆる「贋作」を売り飛ばすブローカーであり、

なかなかグレイな立ち位置です。(笑)


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貴一さん、足が悪いのか杖を突くキャラです。

ただ、この人は杖が不要なのでは?・・・とは思いました。

私も杖を突いているので感じたのです。

杖が必要な歩き方ではないです。

なぜなら、杖に体重がかかっていないのです。

ということは両足に普通に体重がかかっている風情です。

つーわけで、杖はなくてもイイんじゃないのかしら?(笑)


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小泉さんは相変わらずお綺麗で何よりでございます。

今回結構重要な役柄で、好演されていたと思います。

ご使用のピアスはX型ですから、T社の製品でしょうか。


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約2時間の映画ですが、飽きることなく映画の世界に没入できました。

よかったですねー!(笑)

 

映倫区分は「G」です。

バイオレンスはございません。

エロは、ほぼありません。

と言うか、女性の乳首すら出ていないので私の中でエロは皆無です!

ちょっと観念的な感じはございますがなかなか良かったです。

デートとかにも良いかもしれません。

ご家族連れにもイイですが、男子小中学生にはちょっとどうでしょう?(←偏見です!笑)

私は面白かったです。

オススメです!

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カリ城」です。

公開45周年だそうです!(爆笑)

せっかくなので IMAX で拝見したいですね!