ビールで中華点心を頂いた後、すぐご近所の丸の内 TOEI さんに向かいます。
昼食の後、晩メシまでだいぶ時間が空いているのです。(笑)
レストランで映画館を検索していた友人が、
「 有楽町の駅前か、日比谷かどっちがいいですか?」
「(映画館の場所で、作品名ぢゃないんだ!)」
「(開場時間と移動距離を考えて余裕のある)日比谷で。」
と、友人が、
「別のにします! 東映さんですからすぐ隣です!」
地上に降りますが、まだポツポツ降ってます。
現地到着しました。
何を観るんだろう?
これらしいです。(笑) どれですか?(笑)
階段を降りて、地下の劇場に移動します。
もちろん体温測定とハンド消毒します。
1963年公開、「わんぱく王子の大蛇(おろち)退治」です。
お話は古事記が元になってます。
少年スサノオが、亡くなった母親イザナミのいる国に行くべく旅立ちます。
兄のツクヨミや姉のアマテラスのいる所で、大騒ぎを起こします。
彼の処遇をめぐって、皆はケンケンガクガク。
この時、アマテラスは岩戸に隠れてしまう騒ぎになります。
アマテラスは、スサノオに悪気が無かったからと罪は許し、彼は旅立ちます。
子供で悪気が無かったから、イイわけではないと思いますよ!(笑)
スサノオは神様だから子供なのに剛力なのですが、中身は子供のままなのです。
これは困ったものですよー!
(アマテラスが隠れた事件には、彼は何の役に立って無いように見えます。)
(それってどうなんだっけ?)
イズモに下ったスサノオは、クシナダと出会い、ヤマタノオロチを倒します。
その時に母親が現れて言うのです。 自分はいつもお前と一緒にいたと。
そして、この地で暮らすようにと。
そう言うと、スサノオはすぐに言い付けに従います。
少年は誰かのために戦って、大人になったのかなあ。
それはそうと、そんな簡単に納得するんじゃねえよ、とかは思いました。(笑)
あと、ヤマタノオロチの尾にあった剣はどうしたんでしょう?
昔の作品ですけれど、きちんと作られているのは分かります。
音楽はあの伊福部昭さんです。
高畑勲さんが、まだ助手としてお名前が載っていました。
本当に昔の作品ですねー。
入れ替えで、コレも上映してます。
友人に尋ねます。
「そうですよ。」
「安寿 恋しや ホウ ヤレ ホー。 厨子王 恋しや ホウ ヤレ ホー。」
外はまだポツポツと降ってます。